スウェーデン 水辺の館への旅
エレン・ケイ『児童の世紀』をたずさえて
著:荒井 洌
紙版
内容紹介
<われわれは子どもの心に、美しい糸をていねいに織り込まねばならない>
百年前に『児童の世紀』を著したエレン・ケイの言葉。白鴎大学教授で保育界の第一人者である著者がエレン・ケイのロマンティシズムを旅します。子どもを愛するすべての人に贈る一冊です。 ヴェッテルン湖という大きな湖を南にして、太陽の光がさんさんと降り注ぐまばゆいばかりの丘に、エレン・ケイの過ごした館が建っています。その館から毎日、湖の水平線を目にしていた彼女は、「水平線」という言葉を、希望を表わすものとして使いました。見えない明日を憂いている私たちが、今こそ求めているもがエレン・ケイの思想の中にあります。 美しい写真を多数掲載。作家・落合恵子さんとの対談も収録。