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森のおくから

むかし、カナダであった ほんとうのはなし

作:レベッカ・ボンド
訳:もりうち すみこ

紙版

内容紹介

きっと、ずっとわすれない。
人間と動物をへだてていたものがなくなった、あの日のこと──。

これは、いまから100年ほど前に、カナダでほんとうにあった話です。
アントニオは、深い森にかこまれた、みずうみのほとりにすんでいました。近くに子どもがいなかったので、アントニオの友だちは、はたらくおとなたち。動物をさがして、ひとりで森を歩くことも好きでした。ある夏、おそろしい山火事がおきました。にげる場所は、ただひとつ──みずうみです。人間も、動物も、必死に生きのびようとしたそのとき、アントニオの目の前で、思いもよらないことがおこったのです……。
人間と動物の思いがけない出あいを繊細に描いた、胸に迫る絵本です。

著者略歴

作:レベッカ・ボンド
1972年生まれ。アメリカ・ヴァーモント州の、ピーチャムという小さな村で、豊かな自然にかこまれて育つ。ブラウン大学卒業後、ロードアイランド・スクール・オブ・デザインでイラストレーションを学ぶ。絵本に『牛をかぶったカメラマン─キーアトン兄弟の物語』(光村教育図書)、『あかちゃんのゆりかご』『ゆきがふったら』『ドーナツ だいこうしん』(以上、偕成社)などがある。2017年逝去。
訳:もりうち すみこ
1955年、福岡県生まれ。筑後平野の田んぼで道草しながら、小学校に通う。九州大学教育学部卒業後、小学校教師を経て、翻訳家に。『九時の月』『語りつぐ者』(以上、さ・え・ら書房)『宿題ロボット、ひろったんですけど』(あかね書房)『ヘレン・ケラーのかぎりない夢』(国土社)『わたしが山おくにすんでいたころ』(ゴブリン書房)など、訳書多数。2012年、『おじいちゃんの手』(光村教育図書)で、第59回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞。

ISBN:9784902257342
出版社:ゴブリン書房
判型:270x220mm
ページ数:38ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2017年09月
発売日:2017年09月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YBC
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:YNH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1KBC