ポラメルブックス
森の戦士ボノロン よっぱらいのゴン巻 2
監:原 哲夫
紙版
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内容紹介
本当の強さ・やさしさってなんだろう? ボノロンとゴンがはじめて出会う物語。
のら犬のゴンは、朝からお酒を飲んでよっぱらっていました。
そんなゴンを見て、村人たちは石をなげつけたりぼうでなぐりつけたりしています。
ゴンはいつも、村人たちの台所からお酒をぬすんでいたのです。
毎日いためつけられ、ゴンはきずだらけでした。
ゴンのねぐらは、大きなイチョウの根元のちいさなほこら。
ゴンにはお酒を飲まなければならない、つらい理由があったのです。
イチョウの木は、その理由を知っています。
つかれはてたゴンの上に、イチョウの葉っぱがたくさん落ちてきてゴンをあたたかくつつみこみました。
「もうこれいじょうお酒をのんだら、オイラは死ぬワン。だれか助けてワン…」
ゴンの目から涙がこぼれおちた時―――。
目の前にボノロンがあらわれました。