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ガリラヤのイェシュー

改訂版

日本語訳新約聖書四福音書

訳:山浦 玄嗣

紙版

内容紹介

この本の元になったのは2002年から2004年にイー・ピックスから出版された『ケセン語訳新約聖書:全四巻』です。
『ケセン語訳新約聖書』を出版し、これが注目され、山浦さんが全国で講演をする度にどの地でも言われたことは、「ケセン語の聖書は新共同訳聖書よりもわかりやすくストンと心に収まるけれど、やっぱりケセン語ではわかりづらい。今度はぜひ”日本語”で聖書を翻訳してほしい」という声でした。
そして、『ケセン語訳新約聖書』の出版から10年以上を経た2013年10月に完成したのがこの『ガリラヤのイェシュー』です。この本は、出版わずか半年で1万冊も売れ、大ベストセラーになりました。

ちょっと聞き慣れない「イェシュー」という言葉はもちろんイエスのことですが、本来はヘブライ語で「イェホーシュア」と言うそうですが、訛(なま)りの強いユダヤ北のガリラヤ地方では訛って「イェシュー」と言ったのだとか。そこで本書のタイトルは『ガリラヤのイェシュー』となったわけです。日本の東北にある気仙地方は、ユダヤのガリラヤ地方と同じように首都から北にはずれた地理関係にあるのです。しかも、ガリラヤと同じに訛りも強い。(笑)

著者略歴

訳:山浦 玄嗣
1940年、東京で生まれる。
釜石市、気仙郡越喜来村(現:大船渡市三陸町越喜来)に育ち、その後気仙郡盛町(現:大船渡市盛町)に移る。
1966年、東北大学医学部卒業。
1971年、同大学院医学研究科外科学専攻卒、医学博士となる。
1981年、東北大学抗酸菌病研究所放射線医学部門助教授。
1990年、岩手県地方の言葉の研究と文化の振興により岩手県教育表彰受賞。
2002年、大船渡市市政功労者表彰(文化功労)受賞。
専門の医学のかたわら、ふるさと気仙地方の言葉『ケセン語』の研究に余暇を捧げ、 『ケセン語入門』(1987年、 日本地名学会「風土研究賞」受賞、詩集『ケセンの詩』(1989年、岩手県芸術選奨受賞)、 ケセンの歴史を書いた 『ヒタカミ黄金伝説』(1998年、自費出版文化賞-学芸部門-受賞)、 『ケセン語大辞典』(2000年、岩手日報 文化賞受賞)などの著書がある。

ISBN:9784901602334
出版社:イー・ピックス
判型:A5変
ページ数:663ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2011年10月
発売日:2011年10月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRMF