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司修のえものがたり

他著:司 修
他著:落合 恵子
他著:角田 光代

紙版

内容紹介

ひとりの人物が生み出したとは思えないほど、それぞれの絵本によってまったく異なる表情をみせる司修の作品世界。5つのテーマで油彩、水彩、版画、CGなどの原画を紹介し、落合恵子・角田光代・川上未映子・小池昌代、鴻池朋子の各氏が、お気に入りの“司修のえものがたり”についてのエッセイを寄稿する。

目次

1絵本のサーカス

おとうさんだいすき/ひかりのゆびわ/かぐ、あじわう/しろいことり/ネコネコ大サーカス/幸福を求めて/

2賢治の絵本
注文の多い料理店/オツベルとぞう/セロひきのゴーシュ/どんぐりと山猫/雁の童子/賢治 アサヒグラフ/銀河鉄道の夜

3日本のおはなし
河原にできた中世の町/雪の夜の幻想/おばあのものがたり

4外国のおはなし
みにくいあひるのこ/IN THE FARMYARD/UNDER THE GROUND/ろくわのはくちょう/Tom Tit Tot

著者略歴

他著:司 修
画家・作家。1936年、前橋市生まれ。中学卒業後、独学で油絵や版画を学び、幻想的な世界を表現する作品を数多く発表。1964年、主体美術協会設立に参加。また絵画のみならず、本の挿絵や装幀、絵本制作、小説、批評など幅広いジャンルで活躍する。現在、法政大学名誉教授。絵本に『セロひきのゴーシュ』(文・宮沢賢治、冨山房)、『はなのゆびわ』(文・川村たかし、サンリード、小学館児童出版文化賞)、『河原にできた中世の町』(文・網野善彦、岩波書店、産経児童出版文化賞)、『まちんと』(文・松谷みよ子、偕成社)ほか多数。小説に『影について』(講談社、川端康成文学賞)、『ブロンズの地中海』(集英社、毎日芸術賞)など。エッセイ・批評に『風船乗りの夢』(小沢書店、小学館絵画賞)、『戦争と美術』(岩波書店)などがある。埴谷雄高、三浦哲郎、大江健三郎ほか現代文学の装丁家としても著名で『金子光晴全集』の装丁で講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。

ISBN:9784901510974
出版社:トランスビュー
判型:B5
ページ数:176ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2011年04月
発売日:2011年04月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:XA