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結晶構造学 上級編

結晶物性学の理解をめざして

著:梶谷 剛

紙版

内容紹介

磁性体や半導体の物性を研究する上で不可欠な大学院レベルの結晶構造学を学ぶための書。実測した回折強度分布に基づく“直接法”や“Charge-Flipping 法”などの自動構造解析法についても紹介。章末の練習問題が実践的な知識の定着に役立つ。

目次

はじめに

第1章 結晶学の基礎
  1.1 3次元結晶の分類
  1.2 逆格子
  1.3 粉末回折
  1.4 並進対称性とLaueの定理
  1.5 晶系,点群,Centering types
  1.6 空間群,Space groups
  1.7 プロトタイプ
  練習問題

第2章 回転群と表現行列I
  2.1 回転操作と表現行列
  2.2 回転群の表現
    3m点群(C3v)の場合
    3m点群(D3d)の場合
    指標表の特徴
  練習問題

第3章 回転群と表現行列II
  3.1 既約表現と基底関数
    既約表現と可約表現
    可約表現の簡約化
    m3m(Oh)点群
    基底関数,basis function
    既約表現と選択則
  3.2 赤外線吸収測定とRAMAN分光測定
  練習問題

第4章 2次元結晶
  4.1 2次元系の例
  4.2 晶系
    2次元系の晶系
  4.3 逆格子の消滅則による分類
  4.4 2次元点群
  4.5 2次元空間群
  4.6 対応格子,Coincidence Site Lattice; CSL
  練習問題

第5章 磁気構造
  5.1 磁気モーメントの配列
  5.2 磁気構造の成り立ち
  5.3 磁性点群,Magnetic Point Groups
  5.4 白黒群,灰色群,Black and White groups, Grey groups
  5.5 磁気空間群,Magnetic Space Groups
  5.6 中性子回折による磁気構造の決定
  5.7 散乱長,bc
  5.8 磁気散乱
  練習問題
第6章 高次構造の解析
  6.1 高次構造の例
  6.2 電荷密度波,Charge Density Wave
  6.3 高次空間の結晶解析
  6.4 (3+1)次元空間群の解析
  6.5 変調波のある系の解析手続き
  6.6 (3+1)次元結晶の従う点群とArithmetic crystal class
  6.7 (3+1)次元群のBravais class(centering type)
  6.8 (3+1)次元空間群
  6.9 構造因子の求め方
  6.10 変調周期のある結晶の回折強度測定
  練習問題

第7章 二重群
  7.1 スピン行列の回転
  7.2 回転群の表現の指標
  7.3 ユニタリー系の指標
  7.4 二重群の指標表
  7.5 二重群の既約表現の基底関数
  練習問題

第8章 自動構造解析法
  8.1 データベースと自動解析プログラム
  8.2 直接法(Direct Method, DM)による構造解析
  8.3 直接法のプログラム,Sir2011(or later)
  8.4 Charge-Flipping法による結晶構造決定
  練習問題

  練習問題解答例

  索引

  あとがき

著者略歴

著:梶谷 剛
1975年 東北大学大学院博士課程退学、同年 学振奨励研究員
1976年 イリノイ大学博士研究員
1978年 アルゴンヌ国立研究所客員研究員
1980年 東北大学金属材料研究所助手
1990年 同所助教授
1993年 東北大学工学部教授
2012年 東北大学名誉教授
専門:熱電半導体、超伝導体、金属水素化合物、X線回折、中性子回折・散乱
学位:1980年 工学博士(東北大学)

ISBN:9784901496797
出版社:アグネ技術センター
判型:A5
ページ数:192ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2015年04月
発売日:2015年04月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:RBGG