「死んでも生き続ける。」
筋ジストロフィーの子ども達に学んで
著:緒方 昭一
紙版
内容紹介
あの子ども達と出会った時から問い続けている。人は、死んだらそこで「無」になるのだろうか。-養護学校分校に教師として赴任した著者は、そこで、日々死を予感しながら生きる筋ジストロフィーの子ども達と出会い、「死」を語ることを忌避する病院側の要請に戸惑いながら、それでも学ぶ意味、生きる意味を子ども、親、教師達と共に考える。それから30年近くが過ぎた今、もう一度自らに問いかけ、読者に問いかける。「死」そして「生きる」意味について共に考える10章。
目次
1章 自分の死について考えていますか。
2章 宗教をどのように受け止めていますか。
3章 死を知るために、生について考えてみませんか。
4章 自分の生き方について、もっと考えてみませんか。
5章 本当の幸福はどこにありますか。
6章 人の心に生き続けるということ。
7章 命のバトンを渡してください。
8章 死を予期して生きることができますか。
9章 「死が間近に迫った人や高齢者に何ができますか。」
10章 最後の時をどう支えますか。