寺子屋新書 08
オスとメスと男と女
サルとヒトの生と性
著:和 秀雄
紙版
内容紹介
サル好きの民族といわれる日本人の間では、「サルはマスターベーションを覚えたら死ぬまでやめない」「死んだわが子を抱きつづける母性愛あふれる母ザル」など、「生と性」にまつわるサルの話は、どこかおろかしく「本能」が誇張されている。そんなイメージを払拭し、サルたちの暮らしぶりをじっくり観察してみよう。
出産や子育てさえ、学習しなければできないのは、サルも人もヒトと同じ。サルたちの姿から、わが身をふり返ってヒトの「生と性」を考える、サル研究者のユーモアあふれる報告書。
目次
第1章 検証「ニホンザルの二つの神話」
第2章 オトナへの道
第3章 食欲と性欲
第4章 オスの魅力・メスの魅力