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オデッサの花嫁

著:エドガルド・コサリンスキイ
訳:飯島みどり

紙版

内容紹介

地球が回りつづけねばならぬのなら未来は貴方がたが決めるのよ。

生きるためなら他人となるも厭わぬ、そんな人生の許された時代に大西洋を往還する者たちの運命。スーザン・ソンタグ絶賛のデビュー作『都会のヴードゥ』から16年、ブエノス・アイレスの映画作家が還暦からの新生を遂げた奇跡の短編集。

目次

オデッサの花嫁
文学
不動産
一九三七年の日々
湖上に暁を望む
ブダペスト
五四年の降誕祭
暗がりの愛
エミグレ・ホテル

訳者後記

著者略歴

著:エドガルド・コサリンスキイ
1939年ブエノス・アイレス生まれ。作家・映画監督・脚本家。1976年よりパリを拠点として映画製作に従事。Vudo urbano(『都会のヴードゥ』1985)で注目を浴び、『オデッサの花嫁』以降執筆に軸足を移す。小説、随想、詩、聴き書き記録、脚本など旺盛な創作を続ける。小説にLejos de donde(『何処から遠く』2009 アルゼンチン文学アカデミー賞)、La tercera manana(『第三の夜明け』2010)、Turno noche(『ノク・ターン』2020)。短編集にEn el ultimo trago nos vamos(『これが最後の一杯』2017 ガブリエル・ガルシア=マルケス記念イスパノアメリカ短編文学賞)、Palacios prebeyos(『下々の宮殿』2006)、Museo del chisme(『噂話博物館』2005)、Dias nomades(『ノマドの日々』2021)など。
訳:飯島みどり
ラテンアメリカ近現代史。立教大学教員。訳書にサルマン・ラシュディ『ジャガーの微笑――ニカラグアの旅』(現代企画室)、歴史的記憶の回復プロジェクト編『グアテマラ 虐殺の記憶――真実と和解を求めて』(共訳,岩波書店)、エドゥアルド・ガレアーノ『火の記憶』(全3巻,みすず書房)、アリエル・ドルフマン『南に向かい,北を求めて』(岩波書店)ほか。

ISBN:9784900997905
出版社:インスクリプト
判型:4-6
ページ数:272ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年12月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB