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我が子は自閉症?と思ったら

抱っこ法による心のケア

著:阿部 秀雄
著:石塚 美希子
著:小林 夕香

紙版

内容紹介

情報過多と言われている今の時代に、お子さんの行動や反応から「この子は自閉症?」と思い、子育てに迷ったり、多くの不安を抱えるお母さんや現場の先生方へ。著者たちの実践から、実際にあった事例を挙げて温かいメッセージと共にお届けする「心のケア」の大切さを説く一冊です。

目次

はじめに 3

抱っこ法とは 阿部秀雄 7
どの子どもにも役立つ 8/ 子どもは本来の姿を見失うことがある 9/こじれた糸を解きほぐすように 11/ ヘレン・ケラーの場合 12/愛の格闘を経て 14/愛らしい少女に変身? 15/逆らう心のカラクリ 17/ほっといてと言うけどほっとかないで 19/すねたときを思いだしてみて 20心の歯止め 21/ 抱っこ法と名付けたわけは 23/子どもが泣き下手になるのは 24/いま泣いたカラスが 25/心のケアから不自由を乗り越えるケアへ 28/自閉症が治ったのではなく 29/変えられるものと変えられないもの 30/

出会えてよかった 石塚美希子 33
妹が生まれてから 34/不安を抱えて 35/相談の中で 36/好きな散歩を止めてほしかったとは 38/格闘の果てに 39/幼稚園にもなじむ 40/筆談を勧められる 42/診断にショック 43/はじめての会話 45/言葉が増える 47/不安を乗り越えて 49/小学校に入学する 49/私自身のこと 50/

ひとつひとつを乗り越えて 小林夕香 53
抱っこ法に出会うまで 54/藁をもつかむ思いで 56/抱き心地のフィット感を味わう 57/ママごめんね 59/母と書く 60/描いて抗議したのに 61/言葉を強要するのをやめたら 63/ハチに刺された? 64/母からの自立 66/高校生になったいま 67/

心のケアの一例 髙橋秀敏 69
お母さんの気がかり 70/一年半を過ぎて 71/まず甘え上手に 72/初回の相談で 74/ベソをかいて甘える 75/慰める 76/怖かった! 78/いい子だよ 80/聞き分けを誘う 81/手を添えて導く 83/あたかもオセロゲームのように 84/あるがままに受け入れる 87/支援者の役割 88/

自己表現の不自由を乗り越えるケア 阿部秀雄 91
自閉症という不自由とは 92/認知することの難しさ 95/記憶の七並べができない 97/思いが挫折しやすい 98/記憶を支える手がかり 101/向上心を支える 103/T君の場合 105/お母さんの疑問 106/理想は「過不足なく」 108/きらわれカラス 109/代弁による表現援助 112/手を添えてもらって書く 112/さらには自力書字へ 114/あるがままでかわいい 116/親の気持ちもあるがまま 117/前向きに生きる 119/答えは自分で見つける 121/

参考図書 124
関係団体 125
著者紹介 126

著者略歴

著:阿部 秀雄
昭和一二年生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。現在、日本抱っこ法協会名誉会長。癒しの子育てネットワーク代表。
著:石塚 美希子
某県立の児童相談所で、多くの子どもの発達相談に関わっていた経歴を持つ。現在は小学二年生の息子と六歳の娘を相手に、毎日子育てに奮闘中。
著:小林 夕香
癒しの子育てネットワーク信州代表。自閉症の長男との関係に悩み、抱っこ法の指導を受ける。その一方、自らもホルダー(抱き手)として、子育て、親育ち論を伝える活動をしている。

ISBN:9784900851580
出版社:エスコアール
判型:A5
ページ数:128ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2010年05月
発売日:2010年05月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JNS