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コインから知る金属の話

著:岡田 勝蔵

紙版

内容紹介

毎日の生活の中で身近に利用しているコイン。金属とはどんなものなのか、コインの歴史から、コインを使った簡単な実験まで、今まで見慣れていたコインから金属を再発見。金属を身近に知るための1冊。

目次

まえがき

1章 日本のコインの略史
  1.1 江戸時代以前のコイン
  1.2 江戸時代のコイン
  1.3 明治時代のコイン

2章 コインの形状の変遷
  2.1 具象コイン
  2.2 円形コイン

3章 江戸時代の小判作りと鋳造
  3.1 金座と小判作り
   (1)金座
   (2)小判作り
  3.2 鋳造

4章 現代のコイン作りとプレス加工
  4.1 金コインができるまで
  4.2 圧延、打ち抜き、コイニング
   (1)圧延
   (2)打ち抜き
   (3)コイニング(圧印)

5章 コインはどんな物質からできているか
  5.1 コインの構成元素
  5.2 コインの構成元素を調べる方法
   (1)肉眼で調べる方法―江戸時代の小判鑑定法
   (2)薬品を使う方法
   (3)比重による方法
   (4)非破壊分析による方法
  付録 貨幣に関する法律
     X線分析
     蛍光X線スペクトルのチャート
    元素周期表
     元素の原子番号―元素記号―英語名

6章 顕微鏡でみるコインの素顔
  6.1 結晶の話
   (1)原子の並び方
   (2)結晶粒
  6.2 コインの金属組織

7章 硬いコインと軟らかいコイン
8章 めっきコインの悲劇
  8.1 奈良の大仏様
  8.2 クラッドのコイン

9章 コインの物理的性質
  9.1 コインは水に浮くか
  9.2 すべるコインところがるコイン
   (1)すべるコインと摩擦
   (2)ころがるコインと摩擦

10章 コインの熱的性質
  10.1 金箔の上で焼いたお餅
  10.2 銀や銅のコインは熱しやすく、冷めやすい

11章 コインの光学的性質
  11.1 金属の色
  11.2 金の色
  11.3 コインのブローチ

12章 コインの化学的性質
  12.1 金のコインが消えた
  12.2 緑色になった銅のコイン
  12.3 5円玉の願い
  12.4 ばい菌は銅のコインが嫌い
  12.5 プラチナの輝き

13章 見直される1円玉

14章 あとがきにかえて

参考文献
本文写真・図・表一覧
付録一覧
索引

ISBN:9784900041622
出版社:アグネ技術センター
判型:A5
ページ数:136ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:1997年09月
発売日:1997年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TDPM