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工芸家のための金属ノート

増補版

著:鹿取 一男

紙版

内容紹介

正倉院の金工品が、当時の最新の知識を駆使した人智の結晶であったように、昔は科学と芸術は分化していなかった。今なぜ科学と芸術はそれぞれの道を進んで両極へわかれてしまったのか。
本書は金属工芸の学問的正確さを失わないようにかつ平易に解説。

目次

はじめに

1. 基本的な事項
   1.1 金属と合金の基礎
   1.2 金属の凝固
   1.3 合金の状態図
   1.4 塑性の加工
   1.5 金属の拡散
   1.6 熱処理

2. 金属と合金
   2.1 銅・銅合金
   2.2 アルミニウム・アルミニウム合金
   2.3 鉄鋼
   2.4 金・銀・白金・チタンとその合金
   2.5 亜鉛・錫・鉛とその合金

3. 加工と熱処理
   3.1 銅・銅合金の加工と熱処理
   3.2 アルミニウムの加工と熱処理
   3.3 鉄鋼の加工と熱処理
   3.4 金・銀・白金・チタンとその合金の加工と熱処理
   3.5 亜鉛・錫・鉛とその合金の加工と熱処理
   3.6 超塑性加工

4. 溶解と鋳造
   4.1 銅・銅合金の溶解と鋳造
   4.2 アルミニウム合金の溶解と鋳造
   4.3 鋳鉄の溶解と鋳造
   4.4 金・銀・白金・チタンの溶解と鋳造
   4.5 亜鉛・錫・鉛などの合金の溶解と鋳造

5. 事例集
   1. 高錫青銅の熱処理と溶解
   2. 錫青銅の着色
   3. 点金
   4. 鋳鉄の喚鐘
   5. 二重橋の鋳物
   6. 高速度鋼の鏨
   7. 18金のこと
   8. ホワイト・ゴールドのこと
   9. 銀合金のこと
   10. 急冷,徐冷のこと

付録 主な元素の元素記号,綴り,各種特性値 工芸家の扱う金属と人体との関係/文献/さくいん/用語の手引き/ギリシャ文字の読み方

ISBN:9784900041035
出版社:アグネ技術センター
判型:A5
ページ数:184ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:1994年09月
発売日:1994年09月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AFKB