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西郷隆盛という生き方

「波瀾」に捧げた生涯が語るもの

編著:桐野 作人
編著:調所 一郎
他著:徳永 和喜

紙版

内容紹介

 維新の英雄でありながら賊軍の将という西郷隆盛の、常人ではとらえきれない数奇な生き様の謎と魅力を探る。
 歴史作家が資料から読み解く西南戦争でのこれまでの通説と事実経過との乖離、西郷隆盛が行った奄美大島の製糖業にたいする矛盾した施策提言、西郷隆盛の子孫が語る意外な素顔や家族のことなど、様々な視点から西郷隆盛をとらえなおして、その実像に迫り、西郷隆盛のそのアンビバレント(二律背反)な生き方を浮かびあがらす。それは、その死から140年たってもなお語り尽くせない。
 なぜ愛され、畏れられたか。知っているようで知らなかった西郷隆盛が見えてくる!

〔主な内容〕

書き下ろし〈評伝〉
●西郷隆盛とは 〔桐野作人〕
・奄美大島潜居・沖永良部島流謫時代の西郷
・京都政局での活躍と明治維新征韓論から西南戦争
・西郷隆盛写真紀行
●西郷隆盛の妻イトと家族〔徳田秀子〕

鼎談と対談
◆鼎談 
●西郷隆盛その生き様に残された謎とメッセージ
 〔德永和喜 西郷隆文 調所一郎〕
◆調所一郎 連続対談
●不平政府の乱 〔若松宏〕
●「敬天愛人」のひと 〔山城洋一〕
●福岡孝弟公と西郷隆盛 
 〔福岡孝純〕

資料
●偉人が語った西郷隆盛・年譜・系譜

著者略歴

編著:桐野 作人
昭和29年(1954)、鹿児島生まれ。歴史作家、武蔵野大学政治経済研究所客員研究員。専門は織豊時代と薩摩の歴史。主な著書に『本能寺の変と明智光秀』(共著 洋泉社)、『織田信長─戦国最強の軍事カリスマ─』(KADOKAWA)、『さつま人国誌』戦国・近世編1~3、幕末・明治編1~3(南日本新聞社)、『関ヶ原 島津退き口』(学研パブリッシング)他多数。南日本新聞に歴史コラム「さつま人国誌」を10年間連載した。
編著:調所 一郎
昭和35年(1960)、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、予備校等をクライアントとするコンサルティング会社設立。現在は大樹総研〔たいじゅそうけん〕(大樹リサーチ&コンサルティング株式会社)執行役員。
著書に『薩摩拵』『刀と日本語』(ともに里文出版)『永久国債の研究』(財務官僚らと共著/光文社)がある。

ISBN:9784898064597
出版社:里文出版
判型:4-6
ページ数:280ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2017年12月
発売日:2017年12月06日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB