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臨床試験の考え方

著:景山茂

紙版

内容紹介

臨床試験の実施においては,いかにバイアスを避け,参加者の人権を守り,得られた成績の信頼性を確保するかという点がとりわけ重要となります。また,この臨床試験を行う時に求められる知識と,EBMの実践にあたって臨床試験論文を読み解く際に求められる知識の多くは共通しています。
本書では,このような「考え方」をベースに,臨床試験の科学的裏付けから歴史,実施上の管理や規則までを網羅しており,当該領域で指導的立場を果たしてきた著者が,明快にわかりやすく書き下しました。
臨床試験は一人の優れた研究者によって成し遂げられるものではなく,患者はもとより,生物統計家,モニター,コーディネーター等々多くの関係者の利他的な協力なしには実施すらできません。そのことを著者は音楽で言えばオペラのようなものと称しています。
臨床試験に携わるすべての方,医療の現場にエビデンスを適確に取り入れたい方にお薦めの一冊です。

目次

◆ 1 章 ◆ 臨床試験の科学
◆ 2 章 ◆ 臨床研究の歴史
◆ 3 章 ◆ 臨床試験の目的と種類
◆ 4 章 ◆ 臨床試験の管理
◆ 5 章 ◆ 臨床試験の倫理と規制
◆用語集

著者略歴

著:景山茂
キヤノン診療所所長/東京慈恵会医科大学客員教授/NPO法人臨床研究適正評価教育機構理事

ISBN:9784897754413
出版社:ライフサイエンス出版
判型:A5
ページ数:120ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2021年09月
発売日:2021年09月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MQP