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食料・農業・環境とリスク

編著:南石 晃明

紙版

内容紹介

気候変動、異常気象、環境汚染、そして食料の国際的需給変動、貿易自由化、政策の変更などから、農業はさまざまな影響を受ける。それらのリスクはどんなもので、どのように関連しており、そしてどう対応できるのか。食料問題の根底にあるリスクを考察する。

目次

序 章 本書の課題と構成
第1部 国際食料需給変動リスクと食料安全保障
 第1章 世界の食糧需給の現状とリスク,そして政策課題
 第2章 貿易自由化の需給ひっ迫リスクと国際備蓄政策による食料安全保障
 第3章 フードシステム自給率と食料安全保障
   ―時系列産業連関表による分析―
 第4章 地球温暖化が世界の食料市場に与える影響
第2部 自然・社会経済環境の変動と農業リスクマネジメント
 第5章 気候変動と農業リスクマネジメント
 第6章 農業経営における天候リスクマネジメント
 第7章 農産物先物市場と農業リスクマネジメント
 第8章 農業経営における制度上のリスクのマネジメント
 第9章 農業金融と信用リスク評価
 第10章 生産・販売・財務統合による農業経営意思決定支援手法
  -柑橘作における実証分析-
 第11章 農業新規参入とリスクマネジメント
 第12章 農業生産に伴う環境リスクと経済リスクの統合的評価
第3部 食料・環境リスクとその対応
 ―GAPとトレーサビリティを中心として-
 第13章 GAPに対する農家意識と支援システム
  ―青果物を対象として―
 第14章 青果物トレーサビリティシステム導入・運用の有効性と課題
 第15章 酪農経営におけるGAP導入とリスク対応
 第16章 中国太湖の水質汚染と水産物への安全認証に対する消費者意識
  ―上海ガニに対するChina GAPの適用について―

著者略歴

編著:南石 晃明
九州大学大学院農学研究院教授

ISBN:9784897322155
出版社:農林統計出版
判型:A5
ページ数:318ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2011年04月
発売日:2011年04月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCVD