出版社を探す

清朝初期の尚書研究 顧炎武『日知録』と閻若璩『尚書古文疏證』

著:野間 文史

紙版

内容紹介

二千年以上の長きにわたり中国のみならず、日本を含む東アジア各国に強い影響力を与え続けた儒教思想。その儒教思想の中で重要視された経書、『四書五経』の一つで、中国最古の書物の一つでもある『尚書(書経)』。
『尚書』は成立過程が複雑であり、具体的な解釈も含めて古くから様々な研究が行われている。
本書はその中から、文献に基づく実証的な古典解釈「考証学」に基づいて、清朝初期に行われた尚書研究書 閻若璩『尚書古文疏證』と「考証学」に基づいて歴史、古典、思想、等について解釈した書、顧炎武『日知録』の中から尚書に関して記述したものを紹介する。

著者略歴

著:野間 文史
略歴
1948年愛媛県生まれ
広島大学名誉教授
元二松學舎大学特別招聴教授

著書『五経正義の研究』『春秋学一公羊伝と穀梁伝』『十三経注疏の研究』『春秋左氏伝一その構成と基軸』『五経正義研究論孜一義
疏學から五経正義へ』『五経入門』『春秋集箋』(共に研文出版)、『春秋左傳正義譯注注全六冊』(明徳出版社)、『馬王堆出土文献訳注叢書 春秋事語』(東方書店)、『儀禮索引』『周禮索引』(共に中国書店)、『孝経一唐・玄宗御注の本文訳附孔安国伝一』『周易正義訓讃』『論語注疏訓讃』『五経正義(附二禮疏・二傳疏)引書索引』『三禮注疏訓讃(抄)』(共に明徳出版社)
ほか

ISBN:9784896193220
出版社:明徳出版社
判型:B5
ページ数:338ページ
定価:7000円(本体)
発行年月日:2023年06月
発売日:2023年06月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDHC