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写真と動画でわかる犬と猫の内視鏡

消化管・鼻咽頭の検査・処置テクニック

著:高橋 雅弘

紙版

内容紹介

犬と猫の内視鏡を用いた検査と処置のキホンを、動画・イラスト・写真を用いてイチから解説。
合計120本以上の動画と豊富な写真・イラスト付きの解説で、犬と猫の内視鏡検査の基本をマスター!

上部・下部消化管と鼻咽頭の内視鏡検査について、各疾患の異常所見や内視鏡生検、異物除去テクニックなど、獣医療現場で必要な知識を臨床家目線で解説。「内視鏡の導入を考えている」あるいは「内視鏡を持っているけれども、あまり使用していない」といった方でもわかりやすいように、装置の扱い方などの基本的な知識から検査・診断・処置のノウハウまで丁寧に解説。初学者から中級者まで内視鏡検査について学ぶ獣医師の道しるべとなる一冊。雑誌『伴侶動物画像診断』で大好評の連載「今日からはじめる消化管内視鏡検査」を大幅に加筆修正して単行本化。連載時にはなかった新規項目や図も追加し、より内容が充実。

【本書の特長】
●日常診療で遭遇する可能性の高い疾患を内視鏡写真とともに掲載。内視鏡検査の手技については、基礎知識・挿入手技・疾患別解説とステップごとに分けてわかりやすく解説。内視鏡でおさえておきたいポイントや異常所見だけでなく、生検時のポイントや注意事項なども紹介。

●内視鏡下の処置・治療についても解説。特に異物除去については記述が充実。

●内視鏡所見が見られる症例動画や挿入や処置方法が見られる手技動画つきで、文章や写真ではわかりづらい部分もよくわかる。

●各器官の解剖などの獣医学的な知識はもちろん、内視鏡装置の構造や性能、扱い方についても掲載。

目次

第1章 内視鏡検査の基本知識
 内視鏡装置の構造と性能
 内視鏡スコープの基本操作
 消化管内視鏡検査の適応と禁忌

第2章 上部消化管内視鏡検査
 上部消化管内視鏡検査に必要な解剖知識 
 上部消化管内視鏡検査の準備
 上部消化管内視鏡検査の挿入手技
 食道の疾患
 胃の疾患
 十二指腸の疾患

第3章 下部消化管内視鏡検査
 下部消化管内視鏡検査に必要な解剖知識
 下部消化管内視鏡検査の準備
 下部消化管内視鏡検査の挿入手技
 大腸・回腸の疾患

第4章 内視鏡下処置・治療
 内視鏡下生検
 消化管内異物除去
 内視鏡下バルーン拡張術 
 経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG) 
 ポリペクトミー

第5章 鼻咽頭の内視鏡検査
 鼻咽頭の内視鏡検査に必要な知識と挿入・生検の実際
 鼻咽頭・鼻腔の疾患

著者略歴

著:高橋 雅弘
高橋雅弘
高橋ペットクリニック院長
日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学獣医学部)獣医畜産学部卒業後、埼玉県蕨市の小林犬猫病院に勤務。その後、山口大学動物医療センターに勤務し、2004年福岡県春日市の高橋ペットクリニックを継承、現在に至る。地域のホームドクターとして総合診療に従事する。内視鏡を得意とし、紹介患者の二次診療を行うとともに、学会での講演・研究発表や雑誌・書籍での執筆を通じてその知識の普及に努める。著書に『小動物消化管内視鏡アトラス~鼻腔を含む~』(共著、ファームプレス)、『犬と猫のベーシック画像診断学 腹部編』(分担執筆、緑書房)、『猫の診療指針 Part2』(分担執筆、緑書房)、『犬と猫の臨床救急医療』(分担執筆、ファームプレス)など。

ISBN:9784895319430
出版社:緑書房
判型:A4
ページ数:176ページ
定価:12000円(本体)
発行年月日:2024年01月
発売日:2024年01月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:TVH