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愛犬ががんと診断されたときに読む本

著:丸尾 幸嗣

紙版

内容紹介

いまや犬にとって最も重要な病気といえる「がん」を正しく理解し、
飼い主としてそれに向き合うための知識を身につけることができる一冊。

長年にわたって犬のがん治療・看護に携わってきた著者が、犬のがんの基本的な知識や、愛犬ががんになったときの心構えなどを解説。
がんの性質や治療に関する情報に加え、ケア(動物の苦痛を和らげ、生活の質を保つ)という側面からも、専門的な知見に基づきながら、飼い主が知っておくべき情報をわかりやすく紹介する。


「愛犬のがんとの向き合い方11カ条」
 1 愛犬と1日でも長く、普通の生活を一緒に過ごせることを第一に考えましょう
 2 愛犬のがんは飼い主自身のがんと思って、飼い主自ら徹底的に勉強し、行動しましょう
 3 信頼のおける獣医師を選びましょう
 4 獣医師をはじめ動物医療チームに対して不信感を抱いた場合には、動物病院を変えましょう
 5 治療方針に迷ったら、セカンドオピニオンを利用しましょう
 6 高度な治療を望む場合には、大学病院などの二次病院を紹介してもらいましょう
 7 治療により愛犬のQOLが低下した場合には、遠慮なく申し出ましょう
 8 終末期ケアと安楽死について前もって考えておきましょう
 9 看護負担が重くなったら、外部サービスなどを利用しましょう
 10 QOLを維持して、最期まで付き合いましょう
 11 生きとし生けるものに、永遠の命はないことを受け入れましょう

目次

第1章 犬のがんについての基礎知識
 1 がんの表記について
 2 がんの原因は複雑だ
 3 犬のがんの発生状況
 4 犬ががんにならない方法は
 5 犬のがんの発見と診断法
 6 がん検診を積極的に受けるべきか

第2章 犬のがんの基本的な治療法
 1 犬の各種がん治療法
 2 犬のがん治療の特徴は

第3章 愛犬ががんと診断されたとき
 1 がんを特定する
 2 犬のがんはどのような経過をとるか
 3 治療をする前に考えておくこと

第4章 がんになった愛犬と暮らしていくための心構えとやるべきこと
 1 犬の生活の質(QOL)を考える
 2 看護の実践
 3 看護の体制と支援を得る

第5章 最期を迎えるにあたって
 1 終末期ケア
 2 安楽死の選択
 3 ペットロスとは
 4 看取りと葬儀など

第6章 愛犬のがんとの向き合い方11カ条
 1 愛犬と1日でも長く、普通の生活を一緒に過ごせることを第一に考えましょう
 2 愛犬のがんは飼い主自身のがんと思って、飼い主自ら徹底的に勉強し、行動しましょう
 3 信頼のおける獣医師を選びましょう
 4 獣医師をはじめ動物医療チームに対して不信感を抱いた場合には、動物病院を変えましょう
 5 治療方針に迷ったら、セカンドオピニオンを利用しましょう
 6 高度な治療を望む場合には、大学病院などの二次病院を紹介してもらいましょう
 7 治療により愛犬のQOLが低下した場合には、遠慮なく申し出ましょう
 8 終末期ケアと安楽死について前もって考えておきましょう
 9 看護負担が重くなったら、外部サービスなどを利用しましょう
 10 QOLを維持して、最期まで付き合いましょう
 11 生きとし生けるものに、永遠の命はないことを受け入れましょう

著者略歴

著:丸尾 幸嗣
丸尾 幸嗣
岐阜大学名誉教授、ヤマザキ動物看護大学名誉教授、丸尾幸嗣動物がん研究室代表。獣医師、獣医学博士、元日本小動物外科設立専門医、日本実験動物医学生涯専門医。1950年香川県生まれ。東京農工大学農学部獣医学科を卒業後、製薬企業、公益財団法人実験動物中央研究所での勤務を経て、母校に戻り獣医外科学の教育・研究・臨床に従事。岐阜大学にてがんをメインテーマとする獣医分子病態学(獣医臨床腫瘍学)研究室で初代教授を務め、附属動物病院にて腫瘍科を立ち上げるとともに、国内初の比較がんセンターである岐阜大学比較がんセンター(現在はOne Medicine トランスレーショナルリサーチセンターに再編)の設立に携わり、センター長を務める。その後、ヤマザキ動物看護大学動物がん看護学(比較腫瘍学)研究室にてがん看護学の教育・研究を行う。2020年丸尾幸嗣動物がん研究室を設立し、現在に至るまで、飼い主や獣医師へのアドバイス・セカンドオピニオンを提供している。「伴侶動物がん医療における基礎及び臨床研究」で2020年度日本獣医師会獣医学術功労賞(小動物部門)を受賞。

ISBN:9784895319379
出版社:緑書房
判型:B6
ページ数:216ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2023年12月
発売日:2023年12月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:WNF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:VF