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作ろう! フライドチキンの骨格標本

よくわかる恐竜と鳥の骨学入門

著:志賀 健司
監:江田 真毅
監:小林 快次

紙版

内容紹介

フライドチキンで骨格標本を作ってみよう!

身近で手に入る素材を使って、フライドチキンの骨から骨格標本を作る方法を豊富なカラー写真とともに解説。
また、骨を通して進化の基礎知識や恐竜と鳥の共通点などを紹介。
博物館クオリティの本格的な骨格標本作りが体験できる一冊。

【本書のポイント】
・学芸員である著者が、博物館で展示されるような本格的な骨格標本の作り方をやさしく解説。
・骨格標本作りには身近な素材を使うため、誰でも取り組みやすい。
・骨を通して生物の進化の歴史と“現生恐竜”とも呼ばれるニワトリと恐竜の共通点を丁寧に解説。
・恐竜やニワトリの骨格図や骨格標本の工作過程の写真を豊富に掲載。
・小学校低学年からでも読みやすい総ルビ仕様。
・小中学生の自由研究にも最適。

目次

解説編① つながる骨の歴史
 1 何の骨?
 2 骨とは何だ
 3 脊椎動物の出現と恐竜の繁栄

解説編② ニワトリの骨を探れ!
 1 鳥の代表ニワトリ
 2 ニワトリの骨

工作編 作ってみよう!
 1 心がまえ
 2 試料の入手
 3 肉を取り除く(除肉)
 4 薬品処理1(除肉・漂白)
 5 薬品処理2(脱脂)
 6 骨格の組み立て

巻末付録
 1 化石・骨格標本と博物館の使命
 2 も~っと! 骨格標本にチャレンジ!
 3 海生哺乳類の骨を手に入れるには?

著者略歴

著:志賀 健司
【著者】志賀 健司
いしかり砂丘の風資料館学芸員
1966年大阪府生まれ、東京都で育つ。北海道大学に入り、気づいたら地質の学科にふり分けられていた。そのまま同大学大学院に進み、1997年地球惑星科学専攻博士課程単位取得退学。専門は地質学、漂着物学、海辺学。地層や海辺の漂着物から、海の環境や気候の変化を読み取ろうとしている。血や肉、解剖は大の苦手だったが、博物館で骨格標本製作の必要にせまられているうちに、不本意ながら慣れてしまった。身の回りの一見ありふれたもの、食べ物や景色の中にだって、生命や地球の歴史がひそんでいる――。町の博物館学芸員として、そんなことに気づいてもらえるとすごくうれしい。
監:江田 真毅
【監修者】江田 真毅
北海道大学総合博物館 教授
1975年群馬県生まれ、埼玉県で育つ。1998年筑波大学人文学類卒業、2004年東京大学大学院農学生命科学研究科修了。博士(農学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、鳥取大学医学部助教、北海道大学総合博物館准教授を経て現職。専門は動物考古学と考古鳥類学。研究テーマは、遺跡から出土した骨を用いた過去の鳥類の生態復元、およびその知見を利用した人類活動の復元。著書(共著)に、『時間軸で探る日本の鳥』(築地書館、2021年)、『遺伝子から解き明かす鳥の不思議な世界』(一色出版、2019年)、『古代アメリカの比較文明論』(京都大学学術出版会、2019年)、『考古学からみた北大キャンパスの5000年』(中西出版、2019年)、『島の鳥類学』(海游舎、2018年)など。
監:小林 快次
【監修者】小林 快次
北海道大学総合博物館 教授
1971年福井県生まれ。1995年アメリカ・ワイオミング大学地質学地球物理学科を首席で卒業、2004年アメリカ・サザンメソジスト大学地球科学科で博士号を取得。専門は古脊椎学、とくに恐竜類を研究している。ゴビ砂漠やアラスカ、カナダなどで発掘調査を行いつつ、恐竜の分類や生理・生態の研究を行う。カムイサウルス、ヤマトサウルス、パラリテリジノサウルスなど日本の恐竜を命名。著書に、『化石ハンター 恐竜少年じゃなかった僕はなぜ恐竜学者になったのか?』(PHP研究所、2019年)、『恐竜まみれ―発掘現場は今日も命がけ』(新潮社、2019年)、『恐竜は滅んでいない』(KADOKAWA、2015年)など。

ISBN:9784895318662
出版社:緑書房
判型:B5
ページ数:104ページ
定価:2400円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:YNNV
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:RBX