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江戸時代の流行と美意識 装いの文化史

監:谷田 有史
監:村田 孝子

紙版

内容紹介

江戸時代における男女の装いをテーマに、日本人の装いに関する流行と美意識の変遷を、たばこと塩の博物館、ポーラ文化研究所らの専門家がわかりやすく解説。簪、化粧道具、着物などカラー図版も多数収録。

目次

目次
はじめに 3
第1章 江戸時代の女性の身だしなみ─江戸の女性は清潔好き
基本の身だしなみ
洗顔から化粧まで 村田孝子 ポーラ文化研究所 8
第2章 女の装い─江戸時代に花ひらいた装いの文化
髪と髪飾り
江戸時代の髪型 村田孝子 ポーラ文化研究所 16
髪飾りや袋物で個性を演出
髪飾りの意匠 橋本澄子 東京国立博物館名誉館員 37
女性と袋物 小菅桂子 元杉野女子大学講師 53
江戸と京坂の化粧比較
江戸の薄化粧 髙橋雅夫 ビューティーサイエンス学会理事長 63
ファッションとしての喫煙
女性とたばこ 谷田有史 たばこと塩の博物館学芸部主任学芸員 83
小袖から発展した「きもの」
小袖意匠にみる異装の系譜 丸山伸彦 武蔵大学人文学部教授 98
武家から町民へ婚礼儀式の変遷
江戸時代の婚礼 吉見周子 元日本大学講師 109
第3章 男の装い─粋でいなせな男と呼ばれるためには
男たちのこだわり
着物とダンディズム 谷田有史 たばこと塩の博物館学芸部主任学芸員 122
男性の髪型 村田孝子 ポーラ文化研究所 133
第4章 江戸時代のファッションリーダー─大きな影響力を持っていた遊郭
重要な主題だった美人風俗画
浮世絵に描かれた女性たち 浅野秀剛 公益財団法人大和文華館館長 140
流行の発信地
ファッションリーダーとしての遊郭 佐藤要人 近世文学研究家 151
主な参考文献 168
おわりに 172

ISBN:9784895227254
出版社:三樹書房
判型:A5
ページ数:176ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:2020年02月
発売日:2020年02月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC