ブックレット〈アジアを学ぼう〉別巻
ズールー語が開く世界 別巻27
南アフリカのことばと社会
著:上林 朋広
紙版
内容紹介
言語と植民地主義の複雑な関係!
いかにしてズールー語学習はアパルトヘイトに組み込まれていったのか。
留学を機に著者がはまってしまった設問だ。
学習経験から日常の対話での気づき、そして文学や歴史まで、ズールー語を取り巻くエピソード満載の入門書。
目次
はじめに
1 ズールー語を学んでなにか良いことはあるのか?
2 ズールー語を学ぶ人について知ってなにか良いことがあるのか?
一 ズールー語学習という経験
1 ズールー語学習者の一日
2 ズールー語で挨拶する
二 植民地化とズールー語
1 宣教とズールー語学習教材の出版
2 アフリカ人統治行政と白人のズールー語話者
3 スチュアートの歴史教科書
三 民族語としてのズールー語
1 ニャンベジの苦闘
2 ニャンベジの達成
3 なぜこんなにも拍手が多いのだろうか?
◆コラム――正しいズールー語とファナカロ
おわりに
1 移民排斥
2 変わりゆくズールー語
注・参考資料・文献
あとがき