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保育者のための子ども虐待対応の基本

事例から学ぶ「気づき」のポイントと保育現場の役割

編著:保育と虐待対応事例研究会

紙版

内容紹介

子ども虐待や養育困難家庭の問題は、もはや特定の地域の保育園だけが遭遇するものではなくなっています。職員配置や関係機関との連携体制は十分とは言えない実態もある中、待ったなしで子どもや保護者への対応がせまられるのが保育現場。
被虐待児や養育困難な状況の家庭に出会ったとき、対応に困ったとき、園内での研修などにきっと役立つ一冊です。

胸騒ぎ、迷い、勇気、後悔……
心を揺らしながら、目の前の「命」に向き合ってきた保育者たちが
今、現場に立つ保育者へ伝えたいこと

目次

第ⅰ部 保育園としてまずおさえておきたいこと
 1 保育園では子ども虐待をどうとらえたらよいか
 2 子ども虐待対応における保育園の役割
第ⅱ部 保育園における子ども虐待対応の流れ
 1 気づきと初期対応
 2 園内体制づくり
 3 見守りと記録
 4 通告・相談の手順
 5 関係機関との連携
 6 ケース離れと引き継ぎ
第ⅲ部 事例に学ぶ 対応の実際とポイント
 事例1 入園時における気づきと初期対応
 事例2 精神疾患を抱えた保護者への対応
 事例3 長期にわたる見守りと卒園後の支援体制づくり
 事例4 機関同士の連携による保護者支援・生活支援
 事例5 虐待ととらえることで深まる子ども・保護者理解
 事例6 ハイリスク家庭の困難への気づきと通告のタイミング
 事例7 養育困難家庭の見守りとケース離れ

著者略歴

編著:保育と虐待対応事例研究会
保育園で働く保育者を中心に2001年1月に発足。「虐待への気づき」「被虐待児の保育と保護者への援助方法」「通告と関係機関との連携」の3点をテーマに掲げ、事例報告をもとに現場での対応を検討し合う例会の他、公開講座やセミナーなどを開催している。

ISBN:9784894642645
出版社:ひとなる書房
判型:B5
ページ数:112ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年03月
発売日:2019年03月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS