学校の保健室 2
おばあちゃんが認知症になっちゃった!
著:宇津木 聡史
絵:河村 誠
紙版
内容紹介
ある調査によれば65歳以上の人のうち、約6人に一人が認知症と言われています。おじいちゃんおばあちゃんの様子が突然変われば、子どもは理解できずに戸惑います。認知症の原因、どういうプロセスで認知症になっていくのか、認知症の人の頭の中はどうなっているのか、そして、認知症になった人がどんな気持ちになるのか、まわりの人はどういう対応をすればよいのかまで、詳しく掘り下げます。デリケートな部分である認知症患者の方の気持ち、まわりの人の対応にも重きを置いています。親しい年配の方が認知症になった時、その人の気持ちに寄り添い、自分が何をすればいいのかという知識を学びます。
目次
第1章おばあちゃんが変になっちゃった!
おばあちゃんがおかしくなっちゃったみたい
ニンチショウって何?
おばあちゃんの頭の中へ
家族や周りの人が気をつけるポイント
第2章どうして忘れてしまうの?
一生懸命にやろうとしているだけなのに
新しい記憶から消えていく
認知症のいろいろなタイプ
認知症サポータになろう
忘れてしまうわけは?
神経細胞とは
第3章周りの人が出来ることは何?
おばあちゃんの悲しい気持ちおばあちゃんの心の声
誰もいないのに人が見える!
一緒に探してあげる!
おかしな行動も理由がきちんとある
第4章みんなが幸せに生るために
お母さんが疲れ果てちゃった
認知症のお世話をする人に見られやすい疲れやストレス
認知症から逃げられない!
人を中心にした支え
みんなが自分らしく生きられる社会に