ニーチェと女性たち
鞭を越えて
著:キャロル・ディース
訳:眞田 収一郎
紙版
内容紹介
妹と愛憎半ばのニーチェ
母性溢れる人妻に惹かれるニーチェ
ルー・ザロメにこっぴどい失恋を味わうニーチェ
女嫌いを任じられるニーチェが、当時勃興したフェミニストから
なぜ自由の手助けをしてくれると思われたのか。
ドイツ表現主義の女性作家たちがこぞって、
なぜニーチェによりどころをみたのか。
そのルーツは女系家族にあるのか?
ニーチェを知る家族・女友達から、ニーチェの影響を受けた
アヴァンギャルド芸術、女性解放運動にまで踏み込んで論じられる
ニーチェ研究の新たな地平を開く好著。
19世紀末~20世紀初頭の女性のあり方を知る上にも有効の書。