夢の扉を開けた男
北海道新幹線は札幌へ
著:綱島 洋一
紙版
内容紹介
扉の向こうに
北海道の明るい未来を築きたい
2030年、北海道新幹線は札幌へと到着する。
固く閉ざされた札幌延伸への夢の扉は、どのように開かれたのか。
その実現の背景には政財界のリーダーたちの粘り強い努力があった。
そして北海道新幹線開業を契機に、津軽海峡に新たな交流圏が育ち始めた。
キーワードは回遊。
「マグ女」「いさりび鉄道」の地域創生を追う。
第1章 新たな物語が始まった
北海道新幹線札幌延伸決定の舞台裏…夢の世界の扉を開ける
第2章 観光客が回遊を始めた
「津軽海峡交流圏」の発生…「マグ女」が創る地域の未来
第3章 宝の山、在来線に活路
地域の足・ローカル鉄道の模索…「道南いさりび鉄道」の挑戦
目次
プロローグ なぜ今、新幹線なのか
第一章 新たな物語が始まった
経済効果に募る期待/財源不足で建設凍結/凍結解除で海を渡る
悲願実現へ署名集め/政権交代で計画白紙/建設協力求め東北へ
オール北海道へ動く/転機となった大震災/官僚の知恵引き出す
長崎ルートとも連携/調整力生かし実現へ/閣僚発言が前向きに
開業を5年間前倒し
第二章 観光客が回遊を始めた
地域創生に挑む女子/危機感共有し独自色/道創る人のつながり
海峡に毛細血管通す/青森の熱い思い北へ/新時代の始まり予感
第三章 宝の山、在来線に活路
南高北低の観光列車/日本一の観光列車に/高い価値持つ北海道
高校新聞が動き出す/止まらぬ利用客減少/道外客を呼び寄せろ
他人任せを脱しよう/行動力備えたやる気
エピローグ 扉の向こうに輝く未来
資料
全国新幹線・路線図/北海道新幹線開業へのあゆみ
北海道新幹線に新型「H5系」車両/北海道新幹線ルート図
新幹線ごとに異なる最高速度