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われ壇上に獅子吼する

青年弁論の世界から

著:齊藤 俊彦

紙版

内容紹介

野次、拍手、喝采…
戦後の新生青年団の若者たちは心の叫び、青春のエネルギーを弁論に昇華させた。

青年団活動の隆盛と弁論に青春をかけた青年たちの実像、そして現在の青少年弁論の状況を、著者が生まれ育った北海道・江別市の活動を中心に取り上げた。

「七分で終わる弁論――。だが、そこに至るまでには、下調べから始めて一本の原稿を仕上げるまでに半年から一年かかる。その営為は、まさに荒野に鍬を振りおろし、種を蒔き、丹精して実りを収穫する作業に似ている。」
(本文「第三章第六節」より)

【本書内容】
第1章 嗚呼 花の青年団(青年団活動の華やかなりし頃)
第2章 輝く青春の群像(弁論に関わった4人の半生記)
第3章 今どきの若者は(少年の主張から青年弁論まで)

目次

口絵
はしがき

第一章 嗚呼 花の青年団
第一節 成人の祝い
第二節 青年団の誕生
第三節 彷徨から開花へ
第四節 青年弁論花盛り

第二章 輝く青春の群像
第一節 不動産会社会長 大崎 幸路
第二節 温泉宿の女将へ 川南 恵子
第三節 北浜の青年弁士 杉山 好昭
第四節 市議会議長八年 森田 正夫

第三章 今どきの若者は
第一節 青年団は今
第二節 中学生の意見
第三節 高校弁論の舞台
第四節 学生弁論の伝統
第五節 新成人の主張
第六節 獅子吼する魂

あとがき
巻末注記
巻末資料
写真・図表一覧
参考文献

著者略歴

著:齊藤 俊彦
1958(昭和33)年北海道江別市生まれ。
1982年北海道大学文学部史学科卒業、江別市に奉職。
1992年に総務部市史編さん担当となり、95年まで「えべつ昭和史」編さん事業に従事する。
2014年同市教育委員会教育部長、16年に総務部長に就任。
著書に『家系譜・七ッ松利三郎』(私家版、1989年)、『馬のいた風景』(中西出版、2012年)がある。

ISBN:9784891153397
出版社:中西出版
判型:4-6
ページ数:374ページ
価格:1500円(本体)
発行年月日:2017年10月
発売日:2017年10月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JN