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青の翼 ブルーインパルス
東京の空に五輪を描いた男たち
著:小峯 隆生
写真:柿谷 哲也
写真:今村 義幸
内容紹介
2021年夏、その日長引く新型コロナ疲弊し、うつむきがちの人々が一斉に空を見上げた。6機のブルーインパルスがカラースモークで五輪を描き、疲れた日本人の心に大きな希望を与えてくれた。オリンピック史上、二度も大空に五輪を描いて見せたのは世界でブルーインパルスだけである。だが、そこに至る道のりは平坦ではなかった……。OB隊員、整備員、現役パイロットらの証言をもとに、その苦難と栄光の歴史を再現する!
目次
はじめに 10
第1章 ブルーインパルスの基礎知識 19
1番機から6番機まではどう選ばれるか?/メンバー全員が「センター」/4番機の魅力/急遽決まった「医療従事者等への感謝の飛行」/T‐4ブルーの最大の特徴/徒弟制度で学ぶ飛行の極意/戦闘機部隊とブルーの違い/飛行班長の役割/ブルーは地上を走る車ではない/「サッカーボールを描きたい」
第2章 青の軌跡 53
「ハチロク・ブルー」二つの〝衝撃〟の思い出/世界に誇れる日本のブルーインパルス/驚きのアイデアを実現させたT‐2ブルー/T‐4練習機を使った教育システム/ブルー特別仕様のT‐4/T‐4ブルー、早くも30年、まだ30年
第3章「シン」さんのブルーインパルス 75
ブルー飛行班長の重責/自由な発言が危険を回避する/4番機の猛抗議/展示課目「サクラ」の誕生秘話/忘れられない展示飛行/緊張するウォークダウン/ブルーが空を飛ぶ理由/ブルー好きが集う最大級のファンサイト/ブルーインパルス三つの役割
第4章〝9年ジンクス〟を打ち破れ 109
魔の7月4日/事故から学んだ教訓/自分が攻められる限界はどこか?/ブルーに求められる三つの原則/難を逃れたT‐4ブルー/ブルーの帰還を待ちわびた地元住民/飛行技術断絶の危機/天皇陛下とブルーインパルス
第5章 試練を乗り越えて 133
パイロットは飛行隊長を目指す/牡鹿半島墜落事故/創設50周年記念から3・11へ/被災者支援に全力を尽くす/ブルーの機体が残ったのは奇跡/松島基地への帰還/50周年の明暗を味わって
第6章〝オールラウンドプレーヤー〟155
未知の世界を体験したかった/10秒を正確に数える/後輩パイロットの育成術/ブルーのメンバーは全員一致で選ばれる/T‐4後継機の選定
第7章〝五輪飛行〟2021年夏 171
松島基地「ブルーベース」/東京オリンピック開会式/飛行計画の立案/事前の準備と訓練/ブルーの技量は落とせない/どのコースを飛べばよいか/A編隊離陸/「オリンピック・シンボル・レッツゴー」/ナビゲーターの役割/秒単位の編隊誘導/空自広報活動の最前線/3番機ならではの苦労/本番まで残った不安/「成功させたいという一心でした」/ブルーを志望した理由/鼻歌で緊張をやわらげる
第8章 整備小隊の東京五輪 246
「任せるね」と言ってもらえる整備士になりたい/愛機は〝ナナキューマル〟/愛機に対する熱い思い/直前にちょっとしたトラブル
第9章 B編隊の〝五輪飛行〟261
ポスト五輪のメンバー/大勢の人に見られているという緊張感/クールな次期4番機パイロット/空の「ギャング」2番機パイロット/地元の空を飛んで多くの人に見てもらいたい/認識を新たにしたF‐2戦闘機/デジタル戦闘機からアナログ機へ/五輪を描くコツ/〝スリー・アギトス〟飛行/時代が変わっても同じ能力を保持する/4番機・永岡1尉の悩み/ブルーの新たな師弟関係/新メンバーたちの思い/目指すアクロ飛行とは?
おわりに 310
ISBN:9784890634231
。出版社:並木書房
。判型:4-6
。ページ数:316ページ
。定価:1700円(本体)
。発行年月日:2022年07月
。発売日:2022年07月26日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN。