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公共図書館の役割と蔵書、出版文化維持のために

2017年 第103回全国図書館大会 第21分科会 報告集

編著:日本書籍出版協会図書館委員会

紙版

内容紹介

2017年10月に開催された第103回全国図書館大会、第21分科会「公共図書館の役割と蔵書、出版文化維持のために」の記録集である。
本書では、分科会に登壇したみすず書房の持谷寿夫氏、慶應義塾大学の根本彰教授、文藝春秋の松井清人社長、岩波書店の岡本厚社長が、それぞれの視点から、現在の出版ビジネスの実態、図書館における「文庫本」取り扱いへの考え方、図書館と出版の関係等について発表に記録と、その後のパネルディスカッションの全文、当日の開会あいさつに登壇した、日本書籍出版協会理事長の相賀昌宏小学館社長のコメント全文を掲載。
また、分科会に参加した図書館関係者からのコメント原稿も収録した。
図書館を知り、出版の現在を伝え、図書館と出版が率直に意見を出し合い、
互いの抱える課題を共有しながら、両者の新たな関係構築への道を拓いていくための必読の一冊。

目次

(目次)※抜粋
1.報告集の発刊にあたって(日本書籍出版協会 図書館委員会)
2.第103回全国図書館大会 第21分科会 記録
<第1部> 発表報告
 ①持谷寿夫(㈱みすず書房・書協図書館委員会委員長)図書館界と出版界の協働の現在と今後
 ②根本 彰(慶應義塾大学文学部教授)出版と図書館を考える
 ③松井清人(㈱文藝春秋社長)文庫は借りずに買ってください
 ④岡本 厚(㈱岩波書店社長)総合出版社の立場から
<第2部>パネルディスカッション
3.「出版と図書館」アンケート・質問項目 集約結果
4.分科会を終えて
 ①根本 彰「『図書館での文庫本の貸出』について」
 ②松井清人「図書館は文庫を貸し出さないでください」
 ③岡本 厚「全国図書館大会第21分科会 アンケートを読んで」
5.図書館関係者からのコメント「本分科会に参加してみて、図書館と出版界との関係と協働について考える」
 ①千野国弘(山梨県立図書館)
 ②池本幸雄(元国立国会図書館副館長)
6.まとめの言葉にかえて 図書館と出版界は卵とニワトリ? 森 茜(公益社団法人 日本図書館協会理事長)

ISBN:9784890031467
出版社:日本書籍出版協会
判型:B5
ページ数:74ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:GLM