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さまよえる古本屋

もしくは古本屋症候群

著:須賀 章雅

紙版

内容紹介

永年古本屋家業をいとなんでいる著者が、主にこの十年ほどの間に書いたさまざまな文章を集めて一冊に編まれたものです。
 たとえば日記形式の文章が四つ入っていますが、それぞれ成り立ちや、性格が異なっており、プライベートな日記として書かれたもの、ドキュメントエッセイ、連載用のコラムエッセイ、さらに小説を意図して書かれた作品等です。
 このように、いろいろな文章に加えて漫画まで入っている、寄せ鍋風の具沢山な中身となっています。

目次

Ⅰ 古本屋症候群 
   ある色紙のこと
   あるハガキのこと
『ある青春』のこと
ある詩人のこと
あるサイン本のこと
ある愛書家のこと
ある夏休みのこと
ある喫茶店のこと
ある先輩のこと(上)
ある先輩のこと(下)
ある翁のこと
あるよき時代のこと
ある名刺のこと
Ⅱ 古本屋以前  
   箱男の夏
   春――昔、花の東京で
Ⅲ 足を踏み入れて
 酩酊店員日記一九八二
Ⅳ 店を開いて
   魔の永久運動――『彩色ある夢』をめぐって
   私小説的山本文庫――Sの場合
   【小説】あヽ雑巾先生
   古川さんの冷蔵庫
   冬の先生 
   お引っ越し日記--浮かぶ背もあり?
Ⅴ 足を踏み外して 
   枯葉と犬と私と
   【小説】 ああ 狂おしの鳩ポッポ――一月某日 
   【漫画原作】 奈落の娘ミカ 
     奈落の夏休み
     たとえば奈落のクリスマス
     古本ふらり奈落旅
   【漫画】 奈落の住人 画・笹木桃
Ⅵ さまよえる古本屋 
   とにかく古本屋日記
秋のよろこび二〇〇六
   古本監獄
   【連作掌篇】 古本ノンキ堂咄
     初売り
     花見酒
     果てしなき野望
     湯煙地獄試練の飛沫
     カフェは花ざかり
     古本定食
     ホテル白熊にて
     夏の手紙
     幸せになりたい
古本屋―冬のつぶやき

ISBN:9784889781120
出版社:燃焼社
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2015年04月
発売日:2015年04月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KNTP