あきらめない脳卒中治療
急性期から在宅まで
著:藤原 雄介
紙版
内容紹介
あなたにとって脳卒中という病気はどんな病気ですか。
日頃からもう少し脳卒中という病気に関心をもってくれていれば・・・。この思いが積もりに積もって、本書を書く動機になりました。
医学の進歩の中でも、脳卒中は治療法が大きく前進している病気です。画像診断システムや治療機器の開発スピードも速く、日々、治療の可能性が大きく広がっています。そのぶん、医師としての知識も技量もレベルアップが要求されますが、やりがいも大きいと感じます。
脳卒中という病気を身近に感じてもらうためにどうすべきかをいちばん考え、私の専門領域である血管内治療の現状だけでなく、脳卒中の早期発見方法、倒れたときの救急対応、リハビリ効果、予防などについて平易に書くことを心がけました。
人生の主人公はあなた自身です。病気に振り回されないよう、本書を役立てていただければ幸いです。
目次
目次
はじめに
第1章 脳卒中という病気
脳卒中は三つの病気の総称
脳卒中の患者さんは増えている?
脳卒中とはどんな病気か
どんなひとがかかりやすいか
脳卒中治療で重要な「タイム・イズ・ブレイン」
第2章 あきらめない脳卒中治療
症例紹介
日本における脳卒中治療 -始まりは開頭手術から
血管内治療はここまで進んでいる
第3章 脳卒中のリハビリテーション
脳卒中のリハビリはなぜ必要か
リハビリの3ステージ
第4章 当院のめざす医療
当院の誕生から現在まで
第5章 再発予防に必要なこと
生活習慣の改善・内服管理
ここに注意(検査の数値その他)
生活習慣を改善する
第6章 もっと知りたい脳卒中のこと(Q&A)
おわりに