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南からの世界史

北に覆われた南の浮き沈み 改訂版

著:佐々木 寛

紙版

内容紹介

高校の教科である「世界史」は、日本独自の試みとして世界でも類を見ない学科である。
しかしながら日本の「世界史」は、依然として西洋と中国を中心とした大国、強者中心の歴史が主流であり、未だあるべき「世界史」とはなっていない。
その根底には、ヨーロッパ文化が現代文化の中心であるという認識が存在している。
本書では、そうした従来の西洋中心・北中心の歴史認識から脱却し、複眼的な世界史理解に至るための一助として、従来の世界史から取り残された南の地域、アフリカ、東南アジア、オセアニア、ラテンアメリカの四地域の歴史を取り上げていく。
人類の歴史としての真の「世界史」観を育むうえで格好の一書となっている。

目次

[目次]
はじめに 丨世界史のあり方について丨
第1章 人類の誕生
第2章 南への移動と定住
第3章 農耕のはじまり
第4章 南の輝ける王国時代
第5章 ヨーロッパによる南の侵略・征服
第6章 南の目覚め 丨独立とナショナリズム丨
第7章 南の現在
第8章  南の前途
補章 世界における戦争違法化の歩み
参考文献
著者プロフィール

著者略歴

著:佐々木 寛
佐々木 寛(ささき ゆたか)

1937年、満州・安東市に生まれる。
東京教育大学文学部東洋史専攻修士課程卒業。
都立上野高校教諭・都立足立西高校教頭、目白学園高校教諭、目白大学講師などを歴任。

ISBN:9784888771436
出版社:22世紀アート
判型:B6
ページ数:271ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2023年01月
発売日:2023年01月18日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHB