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水車小屋のウィル 新装版

著:R.L.スティーヴンソン
訳:有吉新吾
解説:堀江敏幸

紙版

内容紹介

ウィルの「素朴な人生哲学」は、ひとりの人間が生き、そして死ぬことの意味を、深く考えさせてくれる。若い日に出会った英国十九世紀に英語で書かれた短編小説の香気を味わい直すために、自分の手で日本語に移そうと試みた有吉氏の姿勢に感銘を受ける。(中略)翻訳がそのまま鎮魂歌となった美しい事例として、読者の胸に残り続けるだろう。--堀江敏幸(小説家・仏文学者)解説より

目次

平原と星
牧師の娘マージョリー

著者略歴

著:R.L.スティーヴンソン
1950年、スコットランド生まれ。『宝島』『ジキル博士とハイド氏』などの著作がある。1894年、サモア島で死去。
訳:有吉新吾
1911年、福岡県生まれ。京都大学経済学部卒業。三井鉱山株式会社に入社。同社社長、会長を歴任。
著書に『金解禁-昭和恐慌と人物群像』『風塵私稿』『回想片々』(西田書店刊)。
2004年、逝去。
解説:堀江敏幸
1964(昭和39)年、岐阜県生れ。1999(平成11)年『おぱらばん』で三島由紀夫賞、2001年「熊の敷石」で芥川賞、2003年「スタンス・ドット」で川端康成文学賞、2004年、同作収録の『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞、2006年、『河岸忘日抄』で読売文学賞を受賞。おもな著書に、『郊外へ』『いつか王子駅で』『めぐらし屋』『バン・マリーへの手紙』『アイロンと朝の詩人―回送電車III―』『未見坂』ほか。

ISBN:9784888666916
出版社:西田書店
判型:4-6
ページ数:88ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2024年05月
発売日:2024年05月15日