出版社を探す

刀水歴史全書 36

比較文明と歴史哲学

著:神山 四郎

紙版

内容紹介

歴史哲学者による比較文明案内。歴史をタテに発展とみる旧来の見方に対し,ヨコに比較する多系文明の立場を推奨。ボシュエ,ヴィコ,イブン・ハルドゥーン,トインビーと文明学の流れを簡明に

目次

Ⅰ 歴史哲学と比較文明の関係
  1 歴史哲学と比較文明への道案内-歴史の見方の違いをめぐって
  2 歴史哲学と比較文明の交差点-ボシュエとヴォルテールの衝突
  3 「新科学」が発見した歴史のサイクル-デカルトとヴィコの二つの科学
  4 砂漠の夜に輝く一つの星-イブン・ハルドゥーンの『歴史序説』から
  5 道徳的人間史か高等自然史か-カントとヘルダーの論争が残したもの
  6 ナショナル・ヒストリー全盛の陰にひっそりと-文化有機体説の成立
  7 「近代の終末」の先に見えるもの-4人の思想家が何を見たか
Ⅱ インター・カルチャーからトランス・カルチャーへ
  1 文化と文明の間柄-産業革命が生んだ二人の子
  2 文明論さまざまな模索-脱西洋化はできるか
  3 生態史観でユーラシア大陸の文明を見ると-西欧と日本の歴史の並行性
  4 21世紀の文明変動と文明理論-「世界文明システム」理論の形成

ISBN:9784887081826
出版社:刀水書房
判型:4-6
ページ数:257ページ
定価:2800円(本体)
発行年月日:1995年