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済州歴史紀行

著:李 映権
訳:玄 善允

紙版

内容紹介

“本書は済州島の旅行案内書ですが、観光地を紹介してそれで終わりといった、どこにでも転がっていそうな案内書ではありません。済州の歴史を、そして、それと共に朝鮮の歴史も転倒して見ることが可能な、そんな意義深い紀行のための書物なのです”(「はじめに」より)
先史時代から4・3事件を中心とした現代史に至るまでの12のコースを紹介。
すべてのコースの紀行を終えれば、済州島の歴史全体を経験することができます。
済州島がわかる韓国定番ロングセラーガイドブック

目次

01 先史時代の済州人たちはどのように暮らしていたか
02 済州島創世説話の現場を訪ねて
03 三別抄と蒙古帝国の痕跡を訪ねて
04 蒙古帝国と運命を共にした済州の仏教文化
05 朝鮮時代の倭寇に対する防御遺跡を訪ねて
06 本土からはるばる済州島にやってきた人々
07 秋史・金正喜の足跡を訪ねて
08 永遠の信仰、巫俗の故郷
09 李在守の乱の現場を訪ねて
10 済州抗日運動の赤々と燃える魂
11 日帝が残した軍事遺跡を訪ねて
12 現代史の悲劇、済州4・3の現場を訪ねて
   第一コース 解放の感激から大虐殺まで(済州市地域を中心に)
   第二コース 狂気の時代の悲劇の現場1(東部地域を中心に)
   第三コース 狂気の時代の悲劇の現場2(西部地域を中心に)
 済州歴史略年表

著者略歴

著:李 映権
1965年6月16日、済州道済州市三徒2洞(塔洞)で生まれる。済州大学校社会学科博士。瀛州高校教師、済州4・3研究所事務局長、済州大学校講師を経て、現在は済州歴史教育研究所所長。主な著書に『新たに描く済州史』、『歪曲と美化を越えて、済州史再検討』、『朝鮮時代の海洋流民の社会史』(すべて韓国語)などがある。
訳:玄 善允
1950年大阪で生まれる。大阪大学文学部(仏文)を卒業。大坂経済法科大学アジア研究所客員教授。関西学院大学講師。主な著書に『「在日」の言葉』『人生の同伴者』(以上、同時代社)など。韓国文学の翻訳に『戦争ごっこ』(玄吉彦著、岩波書店)、『島の反乱』(玄吉彦著、同時代社)などがある。

ISBN:9784886838483
出版社:同時代社
判型:A5
ページ数:388ページ
定価:2500円(本体)
発行年月日:2018年11月
発売日:2018年11月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPK