考古学選書5
郡衙遺跡からみた地方支配 5
著:大橋 泰夫
紙版
内容紹介
官衙遺跡の諸問題を考古学的に検証。特に交通や仏教との深い関わり、正倉の実態を重点的に論究し、律令国家の地方支配の実相に迫る。
目次
序 章 本書の構成
第1章 国郡制に関する考古学的研究
第1節 郡衙の研究
第2節 官衙と道路・条里
第2章 地方官衙遺跡に関わる事例検討
第1節 東国の地域支配と郡衙
第2節 那須官衙遺跡の検討
第3節 郡垣遺跡と郡衙移転
第4節 橘樹官衙遺跡群の検討
第5節 鳥取県石脇第3遺跡と笏賀駅
第6節 横江荘遺跡の検討
第3章 郡衙正倉に関わる諸問題
第1節 法倉の研究
第2節 坂東における倉の特質
第3節 考古学からみた義倉の一考察
終 章 郡衙研究の成果と課題