考古学選書 2
古代刀剣と国家形成
著:豊島 直博
紙版
内容紹介
全国の出土刀剣を観察し編年を再検証しながら古墳時代の軍事組織を復元。さらに生産・流通の実態から古代国家の形成過程を追究する。
目次
序 章 本書の内容と先行研究
1.本書の内容と構成
2.先行研究と本書の位置づけ
第1章 弥生時代の刀剣と地域性
1.縄文時代の剣と争い
2.弥生時代早期~中期前半の剣
3.弥生時代の鉄剣と把
4.弥生時代の鉄刀と把
5.素環刀の地域性
6.畿内中枢の刀剣
第2章 古墳時代前期の刀剣と威信財
1.古墳時代前期の刀装具
2.古墳時代前期の剣装具
3.ヤリの生産と流通
第3章 古墳時代中期の刀剣と軍事組織
1.古墳時代中期とは
2.古墳時代中期の刀剣
3.鉄器埋納施設の刀剣
4.畿内の軍事組織
5.由良川中流域の軍事組織
第4章 装飾付大刀の生産と流通
1.古墳時代後期とは
2.装飾付大刀の出現
3.環付足金具をもつ鉄刀の編年
4.双龍環頭大刀の生産と流通
5.単龍鳳環頭大刀の消滅年代
6.頭椎大刀の生産と流通
第5章 古墳時代終末期の刀剣
1.古墳時代終末期とは
2.方頭大刀の生産と流通
終 章 鉄製武器の生産・流通と古代国家形成