中世史選書 23
中近世移行期の公儀と武家権力
著:久保 健一郎
紙版
内容紹介
「戦国大名」概念に歴史学から疑義が呈されている。武家権力の政策と編成原理の実態を「公儀論・家中論」という独自視点から追究する。
目次
序章 本書の視点と構成
第一章 中近世移行期権力における「正当性」について
第二章 移行期公儀論の前提
第三章 天下と公儀
第四章 公儀と地域権力
第五章 「境目」の領主と「公儀」
第六章 「境目」の領主・再論
補論一 岡見氏の動向
補論二 北条氏照と常陸・下総・下野
第七章 戦国大名権力と逃亡
第八章 支城制と領国支配体制
第九章 戦国大名隠居・当主論序説