出版社を探す

ものが語る歴史 33

クリの木と縄文人

著:鈴木 三男

紙版

内容紹介

栗が食糧や木材として縄文社会の成立・発展にどう関わり、その衰退と共になぜ利用されなくなったのか、主に植物学的手法から追究する。

目次

はじめに

第1章 クリ、縄文人に出会う
 1.森の恵み
 2.日本の森林帯
 3.縄文人の棲んだ森
 4.縄文人が棲み始めた森
 5.クリ、縄文人と出会う

第2章 クリという木
 1.クリの分類と分布
 2.クリの巨木を訪ねる
 3.クリはいつから生えていたのか?
 4.クリのすばらしさ

第3章 クリと共に歩んだ縄文人
 1.縄文社会の発展:東日本と西日本
2.縄文のムラ
3.縄文のムラとクリの木
4.縄文人の食生活を支えたクリ

第4章 縄文人のクリ資源管理を考える
  1.クリの資源量を計る
  2.クリを伐る
  3.10年計画の実験を開始
  4.10年後、クリは増えたか減ったか?
5.クリの成長
6.縄文人はクリをどこに生やしていたか?

第5章 海を渡ったクリ
  1.クリの集団遺伝子解析
  2.海を渡ったクリ
  3.円筒式土器文化圏とクリ

第6章 クリは日本人と共に
1.弥生時代のクリ
2.鉄器時代のクリ
3.ふるさとのクリ
4.日本人とクリの未来

参考文献

あとがき

著者略歴

著:鈴木 三男
東北大学名誉教授

ISBN:9784886217479
出版社:同成社
判型:A5
ページ数:184ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2016年12月
発売日:2017年01月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PSTH