あるハンセン病キリスト者の生涯と祈り
北島青葉『神の国をめざして』が語る世界
著:小林 慧子
紙版
内容紹介
昭和初頭、若くしてハンセン病を発症し76年の生涯を療養所で生きた一キリスト者の綴った幾多の作品からその思いと隔離の実態に迫る
目次
はじめに
第一章 北部保養院と『甲田の裾』誕生
第二章 北部保養院への道
第三章 北部保養院での日々
第四章 求道と回心
第五章 松岡学園教育部児童講師として
第六章 国立療養所東北新生園への転園
第七章 再び国立療養所松丘保養園へ
第八章 創作『辛夷の花』、『神の国をめざして』の取り組み
付 章 顔も知らない叔父の姿を求める旅(後藤誠二)
創作 神の国をめざして(北島青葉)
解題 「神の国をめざし」が問いかける世界―実験としての信仰の軌跡―(大濱徹也)
熊谷久一略年表
あとがき