前田藤四郎
“版”に刻まれた昭和モダニズム
編:大阪市立近代美術館設立準備室
紙版
内容紹介
大正から昭和期のモダン都市・大阪を母胎に、版画からグラフィックデザインまで、幅広く活躍した前田藤四郎
(1904〜1990)の生誕100年を記念して、その創作の軌跡を一望する作品集。作品オールカラー197点他を収録。
付・作品リスト/年譜他。
目次
版画家 前田藤四郎の軌跡──中塚宏行(大阪府立現代美術センター 主任研究員)
前田藤四郎とマックス・エルンスト:初期における受容をめぐって──清原佐知子(大阪市立近代美術館建設準備室 学芸員)
白亜のアトリエにて―前田藤四郎における“大阪的なるもの”──橋爪節也(大阪市立近代美術館建設準備室 主任学芸員)
第1章 モダニズムの渦の中で
青雲社―幻のデザイン・スタジオ―/版画誌『羊土』と昭和初期の関西の版画運動/“エビナール版画”と喫茶エビナール
第2章 沖縄での変貌から、戦後まで
第3章 木目、旅、風刺、そして永遠の青春
拓版画の織りなす、小さな世界―岡部伊都子の随筆への挿絵残された“版”は語る―
参考図版
作品リスト
前田藤四郎 年譜
文献資料