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寄席楽屋事典

編:花月亭 九里丸

紙版

内容紹介

幻の迷著を復刊。 演芸ファン必携。大阪を土台とした寄席楽屋用語の宝庫。読んで楽しい、演芸関係の語源探訪。
本書は、昭和35(1960)年に非売品として刊行されたもので、現在古書店での店頭価格は3万円~4万円になってい
る。復刊にあたり、誤字・脱字、旧字・仮名遣いを改め、引用・転載の出典を可能な限り確認・点検した。

目次

 はじかき
 「はじかき』の上塗り
 新版にあたっての参考文献

本編 大阪を土台とした寄席楽屋事典

座談会 私の前座時代 千日前の思い出
 林家染丸(二代目)/桂春団治(初代)/桂円枝(二代目)/斉藤重隆(剣舞詩吟)/司会・花月亭九里丸

 注杓
 私の小歴

著者略歴

編:花月亭 九里丸
1891(明治24)年大阪市生まれ。1962(昭和37)年没。大正・昭和の時代に活躍した吉本興行の珍芸漫談家。
父親は丹波家九里丸という東西家(のちのチンドン屋)の開祖。大正8年、初代三升小紋に入門し、三升小鍋を
名乗る。同10年、父親の死を契機に、吉本泰三の勧めで花月亭九里丸と改名する。早口で舌足らずのため「挽き
臼」という綽名で呼ばれたが、時事漫談のほか、紙芝居、宮島琵琶などでキテレツ独自の芸風を確立し、人気者
となる。戦後の一時期フリーとなったが、その後松竹新演芸の専属となり、「戎橋松竹」の開場に当たっては、
工事から出番の編成まで一切を運営し、上方演芸の復興に貢献した。第2回上方演芸の殿堂入り。

ISBN:9784885918650
出版社:東方出版
判型:4-6
ページ数:180ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2003年11月
発売日:2003年11月01日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:ATX