脱戦争論
小林よしのりとの裁判を経て
編著:上杉 聰
紙版
内容紹介
前著『脱ゴーマニズム宣言—小林よしのりの「慰安婦」問題』で裁判となり、小林よしのりに勝訴した著者による待望の
『戦争論』批判。反証に必要な小林のマンガはもちろんのこと引用し、特に小林の国家観などを検討する。また、東京地
裁における裁判勝利の経過報告やその論理と意義のほか、小林マンガの図像的な分析も収録。
小林「戦争論」のトリックを論破する。
目次
1 脱『戦争論』のすすめ
「個」は「国家」を超える 上杉聰
『戦争論』のカラクリ 吉田裕(一橋大学教授)
南京大虐殺否定のトリック 平林昌巳(トラック運転手)
「意味ある死」という大きな錯覚 宮崎哲弥(評論家)
2 漫画引用をめぐる裁判から
漫画引用は漫画を育てる 上杉聰
小林マンガの図像分析と受容の理由 若桑みどり(千葉大学・美術史家)
情ないよ、小林よしのり 松沢呉一(ライター)
法律家からみた『脱ゴーマニズム宣言』裁判の意義 北村行夫(弁護士)
「宙返り」だよ、小林よしのり 添田善雄(少年画報社)
判決の解説 高橋謙治(訴訟代理人弁護士)
東京地裁判決要旨
ISBN:9784885916601
。出版社:東方出版(大阪)
。判型:A5
。ページ数:156ページ
。定価:1500円(本体)
。発行年月日:2000年05月
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JPS。