はじめて出逢う世界のおはなし
スフィンクスか、ロボットか
著:レーナ・クルーン
訳:末延 弘子
紙版
内容紹介
フィンランドの少女は世界になにを夢見るのだろうか……。
身のまわりに起こりうる断片的な出来事を、子どもの純粋で明晰な視点を通し、存在することの可能性や意味を問いかける、フィンランドの作家レーナ・クルーン初邦訳の『スフィンクスか、ロボットか』『太陽の子どもたち』『明かりのもとで』3篇を収録。
収録作品のあらすじ
『スフィンクスか、ロボットか』
リディアは父親とよく話す。新聞の記事について、宇宙について、スフィンクスについて……。そんなリディアは図書館で少年スレヴィと友だちになるが、共に過ごした日々もいつか過去になってゆく……。
『太陽の子どもたち』
不思議なおしゃべりが聞こえてくるという花屋のお使いをすることになったスミレは、初めての仕事に胸をおどらせる。月曜日にはチューリップ、火曜日にはチョウセンアサガオ……。花を届けながら、いろいろな人々の人生に出逢う。
『明かりのもとで』
リーオラーという村の村はずれにあるランプ屋の屋根裏に集まって、みんなと「アフリカの星」で遊ぶのが楽しみなルス。時々しかお客さんが来ないような小さなランプ屋がある小さな村の中にも、さまざまな人々の暮らしがあり、そんな中で子どもたちはそれぞれの未来を見つめている。
ISBN:9784885880773
。出版社:東宣出版
。判型:4-6変
。ページ数:272ページ
。定価:1900円(本体)
。発行年月日:2012年08月
。発売日:2012年08月31日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB。