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新装改訂版 続剣道藝術論

著:馬場 欽司

紙版

内容紹介

あなたは剣道の大黒柱をどこに置いてやっていますか。芸術か、競技性か。その価値観の違いで不老の剣になるかどうかが決まる。
著者は「剣道は芸術」と断言し、「芸術性がある」と表現しない。剣道は芸術の分野にあって、競技性も備えているという考え方だが、ここのところが最も誤解を生みやすいところであり、おのずと剣道の質も違ってくる。一般人が剣道を芸術として捉えてくれるようになれば、剣道の評価が高まる。一般人にもぜひ読んでもらいたい。 

目次

はじめに
第一章 五島の剣
第二章 剣道家の迷走
第三章 相和する
第四章 戦いの手順
第五章 優雅
第六章 稽古の本源を探る
第七章 原点からの出発
第八章 危機一髪の臨機応変
第九章 有効打突の研究
第十章 大道透長安(私の眼に映じた第38回京都大会)
第十一章 点を線で突く ”突き技” の極意
第十二章 氣を錬る
第十三章 感性を育てる
第十四章 目の付けどころ
第十五章 三殺法
第十六章 全日本剣道選手権大会再検証
第十七章 上段
第十八章 母について
第十九章 剣道は芸術である

著者略歴

著:馬場 欽司
昭和19年12月5日長崎県福江市(現五島市)に生まれる。長崎県立後藤高――国士舘大学体育学部卒(昭和41年度)。学生時代に関東、全日本学生優勝大会でそれぞれ2回優勝。昭和40年関東学生選手権2位、41年全日本学生選手権4位。卒業後も全国教職員大会2回、国体、全日本都道府県対抗においてそれぞれ優勝、全日本選手権東京都代表など各種大会で輝かしい実績を誇っている。さらに昭和63年には第34回全日本東西対抗(青森)に東軍代表として2度目の出場。また同年の全国教職員大会では東京チームの監督を務め、優勝に導いた。海外の剣道指導にも尽力した功績により、全米剣道選手権大会がテキサス州フォートワース市で開催されたとき名誉市民賞受賞。平成27年国士舘大学名誉教授・感謝状受賞。令和元年東京学連剣友会創立55周年記念感謝状受賞。古流越後流居合抜刀宗匠。剣道教士七段。

ISBN:9784884584313
出版社:体育とスポーツ出版社
判型:A5
ページ数:336ページ
定価:2600円(本体)
発行年月日:2021年12月
発売日:2021年12月13日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SR