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全日本剣道選手権者の稽古

編:剣道時代編集部

紙版

内容紹介

全日本選手権大会優勝をはじめ各種大会で栄冠を手にした4名の剣士たち(高鍋進・寺本将司・原田悟・近本巧)が実践する稽古法を完全収録

目次

◎高鍋 進
 〇稽古は最初から全力を出す 先の技を意識しています
  ・素振り:物打ちの高さ・目線・左足の引きつけ 背中を意識して振るようにしています
  ・切り返し:打突部位をしっかりととらえ、一呼吸で打ち込むようにしています
  ・打ち込み稽古:攻め崩しを意識して単調なリズムで打ち込まないようにしています
  ・技の開発:数を増やすより精度を高める 確実に一本にできる技に磨きをかけます
  ・かかり稽古:無心の状態でも姿勢を崩さずすべて一本にする気持ちで技を出しています
  ・追い込み稽古:出足と踏み込みに気を配りしつかりと打ち込むようにしています
  ・残り30秒:劣勢な局面を設定し、必死の一本を求めて無心で打ちかかります

◎寺本将司
 〇小さい目標、大きな目標を設定すること 寝るときも剣道を意識するようになりました
  ・素振り:打突の基本は素振りでつくるしかないと考え、取り組んでいます
  ・切り返し:遠間から全力で打ち込み、一本一本きめて打つようにしています
  ・打ち込み稽古:遠間から自分の筋肉ですり足を行ない、正しい姿勢を維持するようにしています
  ・追い込み稽古:下がる相手を追い越すくらいの勢いでしっかりと打ち込むようにしています
  ・かかり稽古:無我夢中にかかるなかでも一本になる技を出すようにしています
  ・技の開発:稽古の8割が基本稽古のくり返しです。この基本が技を生み出すと考えています

◎原田 悟
 〇攻防の中で左足を作っておいて 一足で打つことを心がけています
  ・素振り:一本目の素振りと百本目の素振りが変わらないように気をつけています
  ・切り返し:緊張感をもって打ち間に入り最後の正面打ちを鋭く打ち切るようにしています
  ・打ち込み稽古:打ち込んだ技は百パーセント有効打突になるように正確に打つようにしています
  ・かかり稽古:自分の姿勢が崩れない状態で最大限勢いある打突を求めています
  ・区分稽古:必ず苦しくなる区分稽古は自分に負けないことだけを考えました
  ・技の開発:数を増やすより精度を高める。打突の機会に必ず一本にできるようにしています

◎近本 巧
 〇身体の芯が崩れない剣道 体勢が崩れない剣道を求めています
  ・構え:左足裏の湧泉に体重を載せて打てる構えをつくる
  ・姿勢の確認:打ち込み台を使って打突姿勢を確認する
  ・足さばき:すり足を徹底、対移動を身体で覚える
  ・発声:下腹から大きく長く出し、自分を奮い立たせる
  ・技の稽古:身体の出し方に注意、攻めを意識して打ち切る
  ・打ち込み稽古:すべてを一本にする気持ちで出し切る

◆再録 第51回全日本剣道選手権大会 近本巧6試合の攻防

ISBN:9784884582951
出版社:体育とスポーツ出版社
判型:B5
ページ数:148ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2015年10月
発売日:2015年10月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SR