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筋力トレーニング法100年史

新版

著:窪田 登

紙版

内容紹介

80年代発刊の名書に大幅に加筆、訂正を加え復刻させた待望の一冊。ウェイトトレーニングの変遷を写真とともに分かりやすく解説。

目次

第1章 近代ウエイトトレーニングの始まり
    はじめに/整形外科医ドロームとオーバーロードの原則
  1 20世紀以前のトレーニング
    グーツムーツとヤーンの功績/重量調節式ダンベルとアティラ/三島由紀夫も
    ここでトレーニング/当時のトレーニング施設/サンドウ時代のトレーニング
    法/現代トレーニングの基礎を作ったサンドウ/解剖学を学んだサンドウ/
    サンドウの有名なダンベル体操/サンドウまダンベル体操プログラム/
    このプログラムの使い方
  2 20世紀初頭のトレーニング
    ディスクローデイングバーベルの誕生/プロ力技家ゴーナーのトレーニング/
    ドイツやオーストリアの力比べの催し/キャルバートが推奨するトレーニング
    法/体重制は1902年から採用/既に20世紀初頭にこんな卓見が/でもアメリカ
    ではもっと古くから/ネガティブ・トレーニングの効果を否定/それでもさす
    がリーダーマン/ベリーによるスクワットの推奨/サンドウの死/サンドウの
    夭死説
  3 1930~45年頃までのトレーニング
    サンドウの時代からあった腰背部損傷防止の知恵/筋力トレーニング通信教育
    時代/ホッフマンのイレギュラー・システム/トレーニングを休むのも重要/
    クラインのヘビー&ライト・システム/ホッフマンの今日的な考え方/日本が
    生んだ超人若木竹丸/若木開発のトレーニング法

第2章 高負荷・低回数制トレーニング
  1 高負荷・低回数制トレーニングの定着
    第一回世界ウエイトリフティング選手権大会/高負荷・低回数制トレーニング
    の定着/H・ガーナ―のトレーニング法/ヘビー・ダンベルの登場/
    Heavy and Few "Light and Greater"/SAIDの原則
  2 ホーリデイ流トレーニング法
    ホーリデイのトレーニング・システム/私のトレーニング法
  3 ウエイトリフティング選手によるトレーニング法
    高負荷・低回数制のソ連ノーバク選手/ボリショイ・サーカスに転向したノー
    バク/トレーニング法を時々変えよ/足に傷害を持つヘップバーン/ベンチプ
    レスの王、ヘップバーン/ハードワークが不可欠

第3章 ウエイト・トレーニングの発展期
  1 ウイダー式トレーニング
    セット間の休息は1分、水は飲め/フラッシング/エクストラ・レプ/フォー
    スド・レピティションズ法
  2 リハビリテーションの分野でも発展
    ドローム・アンド・ワトキンス法/ジノビエフ法/マックイーン法
  3 科学的メスが入る
    モンゴルからシートベルト/科学的メスを入れたカルポピッチ/筋力トレーニ
    ング専門分野への分化
  4 各種トレーニング法の誕生
    スーパーセット法/マルティ・パウンデッジ法/クランピング法/パンピング
    /リバウンド/セット・プログレッション/トライ・セット法とジャイアント
    ・セット法/ワン・アンド・ハーフ・メソッド
  5 ハイ・プロテインの登場
    ハイ・プロテインの登場/私も提言したのだが‥‥/各種サプルメントの登場
  6 パワートレーニングの開発
    スプリット・トレーニング・システム/内容の異なるスプリット法もある/
    パワー増強のためのベロシティ・トレーニング/北欧で人気を得たパワー・
    トレーニング/トレーニング・コースの作り方―大筋群から小筋群へ/スピー
    ド・オーバーロード・テクニック/三宅式マルティ・セット法

第4章 サーキット・トレーニングとアイソメトリックス
  1 トレーニング・マシーンの登場
    マルティ・ステーション・マシーンの開発/モダンなマルティ・ステーション
    ・マシーンの誕生/マシーンとフリー・ウエイト/全身持久性を高める為の条
    件 
  2 サーキット・トレーニング
    サーキット・トレーニングの誕生/サーキット・トレーニング方式は自然な形
    だ/休みなくを強調/ノルマは50%/総所要時間のテスト/素晴らしい日本人
    の知恵/アメリカの「戦時野外横断競争」/のど元過ぎれば厚さを忘れる/
    パルクールの誕生
  3 静力筋力トレーニング
    古代からあったアイソメトリックス/カエルの実験/T・ヘッティンガーらの
    研究/B・マーチ選手の実験結果/ファンクショナル・アイソメトリックス/
    ソ連も使っている/各種トレーニング方法の組み合わせ/効果があったアイソ
    メトリックス

第5章 ウエイト・トレーニングの定着期
  1 1980年代のトレーニング
    超回復の原則/小野三嗣トレーニング・ドクターの実験/酸素欠乏状態と筋肥
    大/ザ・タイム・プラス・パウンデッジ・システム/ダブル・スプリット・
    ルーティン/スーパー・スピード・レピティションズ・プリンシプル/ザ・
    ブリッツ・システム/ザ・ロス・システム/シークエンス・トレーニング/
    エアロビック・ウエイト・トレーニング/プライオメトリクスの登場/
    バーンズ/マッスル・プライオリティ
  2 1970年代のトレーニング
    コントラスト・メソッド/アイソキネティックスの登場/プレ・イグゾースト
    ・トレーニング/インスティンクティブ・トレーニング/コンテイニュアンス
    ・テンション/ノーチラス・マシーンの登場/レスト・ポーズ・トレーニング
    /ザ・ショッキング・プリンシプル/ランニング・ザ・ラック/グラデュエイ
    テッド・パワー・トレーニング
  3 1980年代以降のトレーニング
    スーパー・サーキット・ウエイト・トレーニングの登場/タイム・アロテッド
    ・システム/1990年代のブルガリア・トレーニング/ボリューム・インテ
    ンシティ・トレーニング/ビリオダイゼーション・トレーニング/セリエの
    『汎適応性症候群理論』を背景に

おわりに

参考文献

著者略歴

著:窪田 登
1930年岡山県倉敷市に生まれる。早稲田大学第一法学部卒業。同大学体育局及び人間科学部スポーツ科学科教授を務める。退職後、吉備国際大学教授に就任。両大学名誉教授。1960年第17回オリンピックローマ大会のウェイトリフティング競技に出場。アジア競技大会には1951年の第1回大会から3回連続出場。『私のウェイト・トレーニング50年』(弊社刊)を始めウェイト・トレーニングの著書・訳書が多数ある。
(この書籍に掲載されている紹介情報です)

ISBN:9784884582098
出版社:体育とスポーツ出版社
判型:B6
ページ数:224ページ
定価:1000円(本体)
発行年月日:2007年03月
発売日:2007年03月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SC