医・食・農は微生物が支える
腸内細菌の働きと自然農業の教えから
著:幕内 秀夫
著:姫野 祐子
紙版
内容紹介
人の腸内環境は、祖先が悠久のむかしから営々と築き上げてきたもの。ある意味では人は微生物と共生し、共進化の関係を続けてきたともいえる。腸内細菌叢(腸内フローラ)を豊かにすることは、農業で微生物などによって土壌を肥沃にすることに通じるものがある。人の健康も土の健康も、微生物によって支えられていることを具体的に例示。食生活の改善で腸内環境を整え、腸内細菌叢を豊かにし、有益な働きを促して健康の維持・増進に役立てることをわかりやすく手ほどきする。
目次
人と土の健康は微生物重視から 序に代えて
序章 微生物とのつきあいと自然農業の教え
1章 私たちは腸内細菌とともに生きている
2章 食物繊維の大切さがわかってきている
3章 土着微生物を活かす自然農業の真骨頂
4章 安全・美味の農産物を届けるために
5章 食生活を歪ませた食品の「工業化」の弊害
6章 腸内環境を改善する食生活の基本
ほか