出版社を探す

やってよかった集落営農

ホンネで語る実践20年のノウハウ

著:上田 栄一

紙版

内容紹介

先祖伝来の水田を維持するのに苦慮している農家、高齢者任せにして農業はきつい仕事と思っている農家必見!20年前にいち早く集落営農組合を立ち上げ、6年前には法人化して、現在は米以外にハウスでトマトやイチジク栽培も行う著者が、その経緯や方法を具台的に解説。元農業改良普及指導員がホンネで語る成功のポイントとは。「集落営農試案」の様式も収録。

目次

1 集落営農とは?
1-1 少人数で集落の農地を維持管理するしくみづくり
1-2 個人完結の農業はもう限界を超えている
1-3 農業の合理化だけが目標ではない
1-4 明るく住みやすい村づくり
1-5 若い人が中心になって検討しよう
1-6 先進地研修に行ってみよう
1-7 困っていることを全員で確認しよう
1-8 集落営農をやるべきか、やらざるべきか
1-9 そもそも零細な水田農業は農業経営?
1-10 集落営農は経営体か?
2 大きく変化した農村の現状
2-1 高齢化社会にこそ集落営農が必要
2-2 不便な田舎の暮らし
2-3 儲からない農業でも集落は人材の宝庫
2-4 困難を極める獣害対策も集落営農から
2-5 農地の圃場整備はやはり必要
2-6 専業農家地帯こそ集落営農を
2-7 転作でも確実に儲けにつなげよう
3 法養寺営農組合の場合
3-1 農業組合から営農組合へ
3-2 発足当初に所有していた機械
3-3 積立金で次回の機械更新を
3-4 法養寺方式の特徴
3-5 機械の更新を見据えた長期計画
4 集落営農のメリット
4-1 具体的なメリット6項目
5 集落営農設立のポイント
5-1 組織設立までのポイント
5-2 設立当初のポイント
5-3 絶対に個人所有機械の更新はさせない
5-4 集落営農リーダーの役割
5-5 発足当初の施設機械導入の考え方
5-6 指導機関への注文
6集落営農試案の作成様式
6-1 集落営農試案様式を使ってみよう
6-2 入力の方法
6-3 入力に当たっての注意点
6-4 最初から広範な取り組みをしないこと
6-5 集落営農と認定農業者の関係
7 農事組合法人サンファーム法養寺への発展
7-1 法人化する理由
7-2 法人化の方法
7-3 集落営農や法人化のメリットは?
7-4 法人化後の経営展開
7-5 法人化して何が良かったのか?
7-6 任意組合と法人はどう違うか?
7-7 集落営農が施設園芸を付加した特徴と注意点
8 甲良集落営農連合協同組合の設立
8-1 なぜ協同組合の設立なのか
8-2 特徴ある米生産の追求
8-3 販路の検討
8-4 栽培方式の統一
8-5 協同組合という法人にしたのは
8-6 バイオ炭の効果
8-7 さあ集落営農を始めよう!

著者略歴

著:上田 栄一
1951年 滋賀県犬上郡甲良町法養寺生まれ
1973年 滋賀県立短期大学農業部卒業、滋賀県農業改良普及員に採用
1989年 専門技術員(乳牛)
1991年 地域窓口担当として「集落営農指導」に従事
1992年 「法養寺営農組合」発足
1994年 『みんなで楽しく集落営農』出版(絶版)
2001年 農業試験場湖北分場長:獣害の試験研究
2005年 法養寺営農組合を法人化、代表理事就任
2006年 農業技術振興センター普及部長
2009年 定年まで3年を余して退職
現在 サンファーム法養寺理事として毎日農作業に従事。

ISBN:9784883255108
出版社:サンライズ出版
判型:A5
ページ数:136ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2013年05月
発売日:2013年05月30日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KCVD