子供に子供の美術を
著:松岡宏明
内容紹介
問いつづけることで見えてくる、子供が美術することの意味――
「子供の美術」の魅力、あり方、すすめ方を、園や小学校での活動例をよみときながら探究していきます。子供と美術をめぐる、楽しく、温かな、読む実践集。
目次
まえがき 3
プロローグ 衝撃 8
1 子供の美術へのまなざし 12
1.1 「描かない」は主体性ではない 12
1.2 子供にとっての美術の大切さ 15
1.3 子供の美術と「個性」 20
1.4 「表現」は「作業」ではない 24
1.5 「ほめ言葉」の落とし穴 33
1.6 「子供」と「芸術家」 36
1.7 子供の美術の「美」 44
1.8 「美術」と「教育」の親和性 52
補節1 保育者は、子供に美術を提供できている? 19
補節2 保育者は、子供の美術の芸術性を見ている? 43
補節3 保育者は、美術とどのくらいかかわっている? 51
2 子供の美術の合い言葉 56
2.1 「楽しくあってこそ、美術」 57
2.2 「新しい自分に出会ってこそ、美術」 62
2.3 「互いの違いを味わい合ってこそ、美術」 66
2.4 「過程を大切にしてこそ、美術」 73
3 子供の美術のすすめ方 82
3.1 「活動の位置」をとらえる 82
3.2 「造形過程」をイメージする 86
3.3 「ねらい」を設定する 90
3.4 「計画・準備」をする 95
3.5 「導入」を演出する 97
3.6 「材料や用具との出会い」の場をつくる 106
3.7 「反応の引き出し」を活用する 116
3.8 「やめどきは子供が決める」を徹底する 127
4 子供の美術と鑑賞 132
4.1 表現と鑑賞 132
4.2 見ることはつくること 134
4.3 鑑賞会は発表会ではない 139
エピローグ 保護者が…。園長や同僚が…。 150
あとがき 155