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新編 下田歌子著作集 女子のつとめ 【現代語訳】

著:下田歌子
監:実践女子大学下田歌子研究所
訳:伊藤由希子

紙版

内容紹介

少女、妻、主婦、母、姑、姉、妹、小姑。女性がたどる人生のステージごとの自分も周囲も円満となる賢き振る舞いを説く。

目次

序 11

上の巻

一、全般的なことについて 12
二、少女(むすめ)としてのつとめ 13
心の修め方 14
ふるまい方 20
言葉の使い方 23
父母や祖父母に対する心得 25
兄や姉に対する心得 32
弟や妹に対する心得 34
使用人に対する心得 35
学ぶべきことと学ぶべきでないことと 39
日課 44
三、妻としてのつとめ 46
心の修め方 47
ふるまい方 52
言葉の使い方 56
夫に対する心得 59
舅や姑に対する心得 62小姑に対する心得 65
四、主婦としてのつとめ 66
心の修め方 67
ふるまい方 68
言葉の使い方 70
親戚に対する心得 71
友人に対する心得 80
使用人に対する心得 99
家事についての注意 114
看病についての心得 121


下の巻

一、母としてのつとめ 123
母の責務 123
心の修め方 124
ふるまい方 127
妊娠についての注意 129
育児についての心得 131
授乳についての注意 134
乳母についての注意 136
使用人や伽の者についての注意 137
幼児の衣食住についての注意 143
歯が生える時期についての注意 149
種痘についての注意 150
幼児の病気についての注意 151
幼児の遊びおよび玩具についての注意 153
家庭教育 155
二、姑としてのつとめ 174
心の修め方 174
昔の舅・姑と嫁と 176
現在の舅・姑と嫁と 178
ふるまい方 180
三、姉としてのつとめ 185
心の修め方 185
ふるまい方 186
弟や妹に対する心得 186
四、妹としてのつとめ 191
心の修め方 191
ふるまい方 191
兄弟姉妹のいましめ 193
小姑に対する心得 201
五、小姑としてのつとめ 202


女子のつとめ〈原文〉 207

上の巻 208
下の巻 268

解題  伊藤由希子  315

著者略歴

著:下田歌子
1854(安政元)年、美濃国恵那郡岩村(現・岐阜県恵那市岩村町)に生まれる。幼名鉐(せき)。16歳で上京し、翌年から宮中に出仕。その歌才を愛でられ、皇后より「歌子」の名を賜る。1879(明治12)年に結婚のために宮中を辞した後は、華族女学校(現・学習院女子中・高等科)開設時に中心的役割を果たすなど、女子教育者として活躍。1893(明治26)年から2年間欧米各国の女子教育を視察、帰国後の1899(明治32)年、広く一般女子にも教育を授けることをめざして、現在の実践女子学園の前身にあたる実践女学校および女子工芸学校を設立。女子教育の振興・推進に生涯尽力し続けた。1936(昭和11)年没。
訳:伊藤由希子
実践女子大学下田歌子研究所主任研究員。
1975年、神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。

ISBN:9784883034345
出版社:三元社
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:3200円(本体)
発行年月日:2017年03月
発売日:2017年03月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX